ベーシックインカムとは何かを簡単に説明!日本で財源は確保できる!?

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このまえテレビでベーシックインカムを試験的に導入しているフィンランドでの様子が放映されていました。


ところであなたはベーシックインカムとは何かをご存知ですか。
今回はこのベーシックインカムとは何かを簡単に説明していきます。


そしてベーシックインカムのメリットデメリットも紹介しています。
さらに日本に導入するとしたら財源はどうするのかをみていきましょう。


お金にもらう公務員

さて、テレビではじっさいにフィンランドでベーシックインカムの恩恵を受けているシングルマザーの話しでした。
彼女はシングルマザーで子供を一人育てていましたが、勤めていた会社を解雇され、生活費のことで悩んでいました。


そんなときに国が試験的に行うベーシックインカムの被験者に選ばれ、一気に生活が改善されたことが放映されていました。


そういえば、ホリエモンこと堀江貴文さんもベーシックインカム導入に賛成の意見を述べていました。
さて、そんないいことがあるベーシックインカムとは何なんでしょうか。

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目次

ベーシックインカムとは何か

ベーシックとは基本的なという意味で、インカムとは収入を意味します。


それでは、ベーシックインカムというというのは何なんでしょうか。

ベーシックインカムとは何か

国民すべてに生活に必要な最低限に必要なお金を給付する制度のことをいいます。

生活保護費と似ていますが、基本的に違います。
生活保護費を受給するのは、いろんな条件が必要です。


しかしベーシックインカムを受給するのに条件はありません。
導入する国の国民であれば等しく受給することができます。


さらに、生活保護費は就職などをし収入を得ることができるようになると、受給資格が無くなります。



でもベーシックインカムは収入があっても、その収入に上乗せして支払われるお金なんです。
つまり『会社からもらっている給料+ベーシックインカムでもらえるお金』があなたの収入になるということです。

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ベーシックインカムのメリット

今の給料にさらにベーシックインカムをもらえるなんて夢のようですね^^


それではこのベーシックインカムのメリットをみてみましょう。

ベーシックインカムのメリット

  • 生活保護費や年金がなくなるので、公務員の仕事の軽減とともに公務員の数を減らすことができる。
  • 最低限の生活費は支給されるので、自分の夢に向かい起業しやすくなる。
  • 最低限の生活費は支給されるので、ブラック企業が減っていく。
  • 起業する人が増えて、ビジネスチャンスが増える
  • 少子化対策になる


なんだかメリットをみているとワクワクしてきませんか。

たぶんわくわくするあなたは、いま働いている世代の人だと思います。


ところが表裏一体という言葉があるように、メリットがあればデメリットもちゃんとあるんです。

ベーシックインカムのデメリット

残念ながらどんな政策もメリットだけでデメリットがないというものはありません。
それでは、ベーシックインカムのデメリットをみていくことにしましょう。

ベーシックインカムのデメリット

  • 財源を確保するのが難しい。
  • 最低限の生活費は支給されるので、働く意欲が減ってしまう。
  • 最低限の生活費は支給されるので、就職にむかっての勉強意欲が減ってしまう。
  • ベーシックインカムで支払われる分給料を減らす企業がでる可能性がある
  • 最低限の生活費は支給するので、社会保障が無くなる


このデメリットのなかでも一番の問題は、社会保障がなくなってしまうということです。

高齢者の支払われている、年金もストップしてしまいます。


国民の平等にベーシックインカムを導入すれば、年金で生活している高齢者の人たちの収入が激減してしまう恐れが生じます。

日本で導入するとしたら財源は

日本の人口は約1億2000万人です。


たとえば月に8万円のベーシックインカムを支給するにはどのくらいお金がいるのでしょうか。
月に8万円ということは、国民一人に96万円支給するという事です。


1億2000万人×96万円=115兆2千億円


今の日本に115兆円を国民に支給する力はありません。


たとえば社会保障である年金や生活保護費、子ども手当などを無くしてしまっても、21兆円ほどしか生まれません。


ベーシックインカムを日本に導入することは不可能なんでしょうか。


ベーシックインカムは全ての国民に支払われるものです。
それを少し変形させて、『就業している人+就業できるけれど失業している人』とすれば、約75兆円に減ります。
75兆円でもまだ財源確保が不可能なような金額です。


この75兆円という金額は不可能なようですが、たとえば消費税を25%にするとか、所得税をアップするなどで十分財源確保が可能になります。


さらに全国民に支払う約115兆円にしても、地方交付金や公共事業の削減。
公務員の削減や国会議員の削減など見直せば財源が確保で来ることがらはいくらでもあります。

まとめ

起業した高齢者

ベーシックインカムとは、国民すべてに生活に必要な最低限に必要なお金を給付する制度のことです。

こう聞くと良いことにしか聞こえませんが、もちろんメリットもデメリットもあります。


メリットは最低限の生活費は支給されるので、自分の夢に向かい起業しやすくなるです。
生活のためにいやいや働くのではなく、自分の夢や希望に向かい働くことができます。


デメリットは財源を確保するのが難しいということがナンバーワンのデメリットです。
いまの日本で月に8万円のベーシックインカムを導入しようとすると、約115兆円の財源確保が必要になります。


ベーシックインカムを日本に導入するのは、国民に痛みがともない選挙に投票してくれなくなるので導入しない!
そんな志の低い国会議員ばかりなら実現は絶対に不可能です。


しかし、高度経済成長社会が昔話となった今!
日本の経済を支えてきた大手企業も競争力が弱ってきています。


そのため日本の優秀な人材が海外にどんどん流出していっています。


国民総中流社会なんてもはや、化石時代の話しです!


働くということを単に生活するためだけではなく、人生の夢や希望のために働くということに変えていかなくてはいけません。


そうしないと、日本から夢をもち起業したい人や優秀な人材は海外に出て行ってしまいます。


ベーシックインカムは導入を検討するべき制度だと私は思います。
あなたはどう思いますか^^

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