一期一会の意味!由来は茶道にある?例文や類語も紹介

一期一会に感謝する二人

一期一会は「いちごいちえ」と読みます。

一期一会(いちごいちえ)は日本の心を表現した言葉のひとつです。

今回は、「一期一会」の意味、由来、茶道との関わり。
そして例文や類語まで紹介しちゃいます。

2020年東京オリンピック・パラリンピック招致のプレゼン。

そのプレゼンで有名になった言葉「おもてなし」の根底にある言葉が「一期一会」なんです。

日本人の心っていいな!
この記事を読んでいただければ、あなたもそう感じるかもしれません。

スポンサーリンク

一期一会の意味

まずは、一期一会を「一期」と「一会」に分けてそれぞれの意味を確認しましょう。
「一期」とは人の一生のことであり、誕生してから亡くなるまでのことです。

「一会」とは、集まり、出会いのことです。

「一期」+「一会」で一生に一度会うということになります。

ですから「一期一会」の意味は

毎日会う人でも初めて会う人でも、その日に会うのは一生の中でたった一度。

毎日会う家族でも明日はもう会えないかもしれない。
初めて会う人はもう二度と会うことがないかもしれない。

だからその人に出会った瞬間その人に出会う最後と考える。

そして悔いの残らないようにその瞬間を大切な時間にしましょう。
ということです。

毎日会えることが当たり前だと思ってしまいがちです。
でもつぎの瞬間、どうなるかは誰にもわかりません。

一瞬一瞬を大切にしなくては後悔してしまいますね。

人は自分の人生に意味をなさない人とは出会わないともいわれています。

もし、日本人すべての人と出会うには
1日100人と瞬間的に出会えたとしても3,200年以上かかってしまいます。

だからこそ、「一期一会」を大切にしたいものですね。

スポンサーリンク

由来について

一期一会の言葉の由来は、千利休の高弟、山上宗二の著書『山上宗二記』の中の「茶湯者覚悟十躰」で書かれている
千利休の言葉が由来なんです。

一期一会の言葉の由来は元は千利休の言葉とされています。

千利休の高弟、山上宗二は著書『山上宗二記』の中の「茶湯者覚悟十躰」
千利休の言葉として

常の茶湯なりとも路地へ入るより出づるまで、一期に一度の会のやうに、亭主を敬畏すべし

という文章を残しています。

一期(いちご)とは人が誕生してから亡くなるまでのことで、人の一生のことを表します。
茶会といえども、その場の茶会は一生のうちで一度しかありません。

ということは、その茶会の亭主と招かれた客はそれぞれの人生で
一度限りの出会いであるかもしれません。

またこの「茶湯者覚悟十躰」では

亭主もまた凡客であっても名人と思い、心よりもてなすこと

とあります。

「凡客」とはごく普通の客ということです。

茶会ではどんな客といえどもその客を名人と思い、手を抜くことなく心からもてなさなくてはならないということですね。
だからこそ、「茶湯者覚悟十躰」では茶会の進め方や茶会を行う時間帯等々細かく書かれています。

 

茶道との関わり

一期一会の言葉の由来は千利休の言葉です。
ただ一期一会と言う四字熟語が言葉として確立したのはは、やはり茶道との関わりがあるんです。

幕末の徳川幕府の大老職として有名な彦根藩主井伊直弼

井伊直弼は茶道に熱心で茶道の流派である石州流の中で一派を確立したほどなんです。
その井伊直弼が書き残した『茶湯一会集』の中に

そもそも、茶湯の交会は、一期一会といひて、
たとえば幾度おなじ主客交会するとも、今日の会にふたたびかへらざる事を思へハ、実に我一世一度の会也。
去るニより、主人ハ万事に心を配り、いささかもそまつなきよう深切実意をつくし、此会ニ又逢ひかたき事を弁へ、
亭主の趣向、何ひとつおろかならぬを感心し、実意をもって交わるべき。これを一期一会という。
必々主客ともなおざりには一服をも催すまじきはずの事、すなわち一会集の極意なり。

とあり、ここで「一期一会」という四字熟語とその言葉の考え方とが誕生したんです。

もし、井伊直弼が茶道に関心がなかったら、「一期一会」という四字熟語は誕生しなかったかもしれませんね。

例文を紹介

では一期一会を使った例文をご紹介しましょう。

一期一会を使った例文

  • 人はその人生で自分とかかわりの無い人とは出会わない。
    だから、いつも出会いに一期一会の心を忘れないように。
  • ご契約いただいたお客様には、すぐにお礼状を出しています。
    一期一会の精神を忘れず、感謝の心をこめて。
  • 一期一会の精神を忘れてしまうと、人間関係がうまくいかなくなる。
  • 一期一会。この出会いに感謝いたします。
  • 一期一会の心を忘れずに出会った人と接する。
    そうすることが人脈を広げる秘訣です

人生、生きていく上で他の人との出会いはあなたの人生を左右します。

普段の生活で、結構忘れがちな一期一会の考え方を身につければ、人生が良い方向に変わるかもしれませんね。

一期一会の類語

一期一会は人との出会いに関する言葉です。

では、一期一会の類語を紹介しますね。

一期一会類語

  • 出会い
  • 巡りあい
  • 邂逅(かいこう)
  • 二度とない
  • なれそめ
  • 好機
  • 機縁(きえん)

類語の中で意味が少しわかりにくい邂逅(かいこう)とは、ぐうぜんの出会いを意味する言葉です。

また、機縁(きえん)はある状態になるきっかけのことを意味する言葉です。

その他の類語は、ちょっと意味を考えてみてください。

本当に「一期一会の」類語?と思ってしまいませんか?
でも紹介した言葉は「一期一会」の類語なんです。

いかに「一期一会」という言葉が人生との関わりが深いかを感じますね。

まとめ

「一期一会」というのは茶道から生まれた言葉。

人との出会いはその出会いの瞬間を大切にしなくてはいけない。
なぜなら、その人とはもう出会うことがないかもしれないのだから。

だから、出会った人には心こもったあなたが今できうる限りの最上のおもてなしをしましょう。
こういう意味合いがある言葉です。

「一期一会」という言葉は茶人として有名な千利休の言葉から由来しています。
ただこの言葉を四字熟語として誕生させてのは江戸幕府大老の井伊直弼です。

「一期一会」という四字熟語は彼の書き残した『茶湯一会集』に登場するのです。
井伊直弼が茶道に熱心だったからこそ誕生した四字熟語なんですね。

 

2020年東京オリンピック・パラリンピック招致のプレゼンテーション。

そのプレゼンテーションで有名になった言葉「おもてなし」

「おもてなし」は日本人の根底にあるやさしい心です。
「おもてなし」の心を自然に持っているのが日本人です。

だからこそ、「一期一会」という言葉は生まれたのかもしれません。

効率が重視される今の日本社会で「一期一会」はもう一度見直されるべき言葉なのかもしれません。

スポンサーリンク