しおりとはもともと何をさす言葉?漢字の語源を知ってビックリ!

栞

私は、よく本屋に行くんですが、本を購入すると、サービスで「しおり」をいただきます。


それで、あるとき「しおり」ってどんな漢字なんだろうと、何の気なしにスマホに打ち込んでみたんです。
そして、でてきたのが、「栞、枝折」だったんです。


ひとつひとつ、意味を検索してみました。
すると、とてもおもしろい結果がでたんです。


それは、「しおり」って、もともと何をさす言葉なのかを知ることができたんです。
そして、「しおり」の漢字の語源を知って、びっくり仰天で、目から鱗が何枚も落ちました。


ということで今回は、「しおり」とは何かとその由来。
そして、もともと何を指す言葉なのかと、その驚きの漢字の語源をみていきましょう。

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しおりとは何か

しおりとは、布や板、紙などを本にはさんで、本をどこまで読んだか目印にするものです。
そして、本にはじめからとりつけてある、平織の布のことも、しおりと言います。

もっとも、この平織の布のことを、「スピン」、「しおりひも」と言ったりもします。

さらに、「旅のしおり」などと言って、簡単に旅行さきのことをまとめた小冊子のことも「しおり」と言います。

本をどこまで読んだかの目印と旅の案内。
たしかに、本の目印と旅をどういけばいいのかの目印になるということで、
同じ「しおり」という言葉を使うことは、納得できます。


しかし、しおりを「栞」と書いたり「枝折」と書いたりということは、
しおりという言葉には、なにか由来がありそうですね。


そこで、つぎに「しおり」とはどんな由来があるのかをみていきましょう。

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しおりの由来

「しおり」というのは、もともと山道を歩くことに関係しています。
たとえば、山道を歩いていて帰る時に道に迷ってしまうと、まわりが木におおわれていて、道がわからなくなってしまいます。


そこで、山道を歩くときに、枝を折って帰り道の目印としたことから「枝折」をしおりというようになりました。


本をどこまでよんだか、わからなくならないように、はさむもの。
旅をするときに、どう行けばいいのか、わからなくならないように、案内してくれる小冊子。


ともに、迷わないよに、目印となるものですから「しおり」と言っているんです。


しかし、もともとは、「撓る(しほる)」という、草木をたわめるという言葉が本当の「しおり」の由来なんです。
「草木をたわめる」とは「草木を曲げたり、しならせる」という意味になります。


草木を曲げたり、しならせたりして結び目をつくり、それを帰り道の目印として迷わないようにする。
そして、この撓る(しほる)が⇒「しをる」⇒「しおり」と変化していったものなんです。


さらに、撓る(しほる)の「草木を曲げたり、しならせる」という言葉の意味から「枝折」という漢字での表現が生まれたものなんです。
ですから、しおりを枝折と書くのは当て字となります。

ではつぎに、「栞」という漢字をみていきましょう。


この「栞」という漢字にこそ、「しおり」がもとも何を指す言葉なのか。
そして、その驚きの語源に行きつくことができます!

何をさす言葉なのかと語源

しおりを枝折と書くのは、当て字だとわかりました。
では、しおりを「栞」と書くのは、どうなのでしょうか。


それでは、「栞」という漢字の成り立ちをみてみましょう。

「栞(しおり)」という漢字は、同じ高さのものが
そろっていることを意味する「干干」と「木」が結びついた漢字。


高さをそろえるために、削っているということなんです。「干干」は笄(こうがい)が2本高さがそろっている形をあらわしています。
つまり、木を削り、帰り道の目印としたものことで「しおり」を意味する漢字になったんです。



ちょっと雑学 笄(こうがい)とは
笄(こうがい)とは、髪をととのえる道具もので、日本で言えば簪(かんざし)のようなものです。


しかし、「栞(しおり)」というものが、もともと笄(こうがい)が2本、
高さがそろっていることを、さす言葉で、その笄(こうがい)の高さを削ってそろえることが語源だったとは、驚きです。

まとめ

簪(かんざし)

本を読むときにつかう「しおり」。
そして、旅の案内の小冊子の「旅のしおり」。

どちらも、目印としての意味があります。
そして、本にはさんで使うのは「栞」と書き、旅の案内の小冊子は「しおり」と書くのが普通になっています。


もちろん、「旅の栞」と書いても間違いではありません。

しかし、「しおり」の言葉の歴史をひもとくと、笄(こうがい)という髪をととのえる、簪(かんざし)のような道具に行きつくとは。
言葉って、とっても不思議ですね。

これからも、このブログは言葉を追い続けていきます。

どうぞ「言の葉」ブログを、よろしくお願いいたします。

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