総選挙とはわかりやすく解説!何年ごとの選挙で衆議院参議院どっち?

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2021年は総選挙の年です。

ところで総選挙とはわかりやすく言うと、どんな選挙何でしょうか。

そもそも総選挙って衆議院と参議院、どっちの選挙なんでしょうか。

そしてなぜ、総選挙と言うんでしょうか。

衆議院議員総選挙のイメージ画像

今回は総選挙とは何かをわかりやすく解説します。
何年ごとに有る選挙で、衆議院、参議院どちらの選挙のことを言うのかも紹介します。

ややこしい政治用語をわかりやすく解説しますから、だいじょうぶです。

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目次

総選挙とは何かわかりやすく解説

総選挙の選挙はわかりやすいですね。

選挙権を持つ国民が、国会議員を選ぶための選挙です。

そして総選挙の「」ですが、音読みで「ソウ」訓読みで「すべて」と読みます。

なので、「すべての国会議員を選ぶ選挙」が総選挙と言うことになります。

でも国会議員と言っても衆議院議員、参議院議員と2種類の国会議員の職があります。

衆議院議員、参議院議員の両方を選ぶ選挙なのか。
それとも、衆議院、参議院のどちらか片方の選挙何でしょうか。

衆議院・参議院の選挙の呼び名は違う

衆議院議員を国民が選ぶ選挙を「総選挙」。
そして参議院議員を国民が選ぶ選挙を「通常選挙」と言います。

なぜ同じ国民が議員を選ぶ選挙なのに呼び名が違うんでしょうか。

衆議院議員を選ぶ選挙はなんというのか

衆議院は議員定数が457人(2021年現在)です。

その457人の衆議院をすべて、一度に選挙で選ぶので「総選挙」なんです。

「総選挙」の「総」は訓読みで「すべて」と読みましたよね。
すべての選挙=総選挙なんです。

参議院議員を選ぶ選挙はなんというのか

では参議院議員を選ぶ選挙はなんというんでしょうか。

参議院議員は2021年現在、議員定数は242人です。
ちなみに令和4年には、議員定数が248人と6人増えます。

衆議院議員は任期が6年です。

そして3年ごとに半数を選挙で選び直します。

ちなみに参議院議員に立候補できる被選挙権は、日本国民で満30歳以上と決められています。

そしてこの選挙のことは「通常選挙」といいます。

通常選挙の「通常」とは「いつもどおり」と言う意味の言葉です。

参議院議員の選挙は必ず3年ごとに「いつもどおり」行われます。
ですので参議院議員の選挙の名称は「通常選挙」と言います。

選挙の当選ダルマ

衆議院議員の通常選挙は何年ごとにあるのか

参議院議員の任期は6年です。
この6年の任期満了以前に選挙をすることはありません。

とこが衆議院議員は任期が4年です。
ただ必ず4年ごとに選挙があるとは限りません。

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4年の任期満了日前30日以内に選挙を行います。

そして衆議院解散の場合は解散後40日以内に選挙(総選挙)が行われます。

衆議院議員選挙(総選挙)はなぜ不定期なのか

憲法第69条はこうなっています。

憲法第69条

内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。
〔内閣総理大臣の欠缺又は総選挙施行による総辞職〕
引用元:衆議院 日本国憲法より

そして、憲法第7条はこうなっています。

憲法第7条
(天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二 国会を召集すること。
三 衆議院を解散すること。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七 栄典を授与すること。
八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九 外国の大使及び公使を接受すること。
十 儀式を行ふこと。
〔財産授受の制限〕

引用元:衆議院 日本国憲法より

憲法第7条の中に天皇の国事行為として、「内閣の助言と承認により衆議院を解散すること」とあります。

なので憲法第7条を内閣総理大臣は自己の主張のために使い、内閣の発議として衆議院を解散しています。

解散権が内閣総理大臣の伝家の宝刀と呼ばれ、内閣総理大臣が解散権を行使すれば、衆議院は任期の途中でも総選挙を行います。

なので、衆議院議員の総選挙は不定期に行われるのです。

2021年に任期満了の衆議院選挙が行われれば何年ぶりなの

2021年10月21日の衆議院議員の任期満了まで内閣総理大臣が解散権を行使せず、総選挙が実施されれば実に45年ぶりの衆議院議員任期満了での総選挙と言うことになる。

いかに衆議院議員の任期が不定期かということがよくわかる。

なぜ参議院議員は3年ごと半数の通常選挙なのか

衆議院議員の総選挙が終るまでは、衆議院は国会議員が誰もいません。

そんなときになにかあったら、参議院議員まで誰もいなかったら、日本の政治はストップしてしまいます。

なので、それを避けるためにも参議院議員は3年ごとに半数だけ選挙を行うんです。

有権者のイメージ画像

国政選挙の総選挙と通常選挙は日本の未来を決める選挙です

2021年秋は必ず衆議院議員の総選挙が行われます。

国会議員を選ぶと言うことは国民の代表を選ぶことになります。

その国民の代表の国会議員が法律をつくり、みなさんが払っている税金の使い道を決めます。

なので国政選挙は日本の未来を左右する国民代表を選ぶ選挙になります。

衆議院議員の総選挙も参議院議員の通常選挙も国政選挙です。

しっかりと国民代表の国会議員を選びたいものですね。

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