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円安(えんやす)という言葉(ことば)があります。
これって、なんのことなんでしょうか。
また、円安(えんやす)とアベノミクスとは関係(かんけい)があるのでしょうか。
今回は、大人でも、わからない人がいる、このことを、小学生でもわかりやすいように書いています。
むずかしい言葉(ことば)も、やさしい言葉(ことば)にして書いています。
そのために漢字(かんじ)には、ひらがなのよみがなをつけています。
あなたが、小学生(しょうがくせい)でも、安心して読んで(よんで)くださいね。
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目次
円安(えんやす)ってなに?
円安(えんやす)ってなに?
こんなことを思った、小学生のあなた!
円安(えんやす)を、小学生のあなたにも、わかりやすくお話(おはなし)していきますね。
まずは、円安(えんやす)の円は、あなたが、いますんでいるところの、日本の、おかねのことです。
おかねってわかりますか。
もし、あなたが、おもちゃがほしいなと思ったら、おもちゃ屋さんに、あげないといけないのはなんですか。
ちょっとかんがえてみましょう。
わかったかな?
そうです!
おもちゃをもらうかわりに、おもちゃ屋さんにあげるのが「おかね」ですね。
円安(えんやす)の円は、あなたがおかいものをするときに、さいふからとりだす、日本のおかねのことなんです。
日本のおかねは円っていうんだけど、ほかの国にも、おかねはあるんだよ。
たとえば、野球選手(やきゅうせんしゅ)のイチローさんが、すんでいる国はどこだかしってますか。
イチローさんは、アメリカという国にすんでいます。
アメリカのおかねは、ドルっていうんだよ。
どんな国にも、その国のおかねがあることを、しっておいてね。
では、つぎに、円安(えんやす)の安ってなんのことでしょうか。
たとえば、おっきなおっきな、あなたぐらいおっきな、ぬいぐるみが、10円でかえたらえたらどうですか。
「うわ!このおっきなぬいぐるみ、とっても安い(やすい)!」ってなっちゃいませんか。
だって、おっきなおっきな、ぬいぐるみが10円なんですもの。
これが安い(やすい)ってことなの。
せっかくだから、高い(たかい)ってなにかも、お話(おはなし)しますね。
じゃあね、ありさんくらい、ちいさなちいさな、ぬいぐるみが、100円だったらどうですか。
おっきなおっきな、ぬいぐるみが10円なのに、ありさんくらい、ちいさなちいさな、ぬいぐりみが100円だよ。
おっきなおっきな、ぬいぐるみより高い(たかい)よね。
これで、安い(やすい)と高い(たかい)はわかったかな。
たとえば、あなたの小学校に、やおやさんが野菜(やさい)を売りにやってきました。
え?野菜(やさい)はきらいですか?
やおやさんは、みかんも、バナナもうっているから、あんしんだよ。
その、やおやさんの、バナナは、いっぽん10円で、うっていました。
つぎのひ、バナナは、いっぽん40円で、うっていました。
ここで、ちょっと、かんがえてみて。
バナナが、10円から40円になっちゃいました。
バナナは、安く(やすく)なったかな。
それとも、高く(たかく)なったかな。
どっちかな。
こたえは、バナナは、高く(やすく)なっちゃいましただよね。
バナナは、10円とこうかんできたのに、つぎのひには、バナナは、40円ださないと、こうかんできなくなったんだ。
バナナは、まえのひと、おなじバナナだよ。
さあ、ここからが、とってもたいせつだよ。
がんばってね。
バナナは、おなじバナナのに、ねだんが10円から40円になっちゃいました。
10円(じゅうえん)いちまいで、バナナが、買えたのに(かえたのに)、つぎのひには、10円、4まいださないと、バナナが、買えなく(かえなく)なっちゃった。
おなじバナナを買う(かう)のに、10円いちまいじゃあ買えなくて(かえなくて)、10円、よんまいないと、だめになっちゃったんだね。
ちょっとむずかしいけど、これは、10円の価値(かち)が下がった(さがった)ということなんだ。
10円の価値(かち)ってなんだろう。
それはね、10円がどれくらい、あなたのために、がんばってくれるかってことなんだ。
はじめは、10円、いちまいで、あなたのために、がんばって、バナナを買って(かって)くれたのに・・・。
つぎのひには、10円、よんまいじゃないと、あなたのために、がんばって、バナナを買ってくれなく(かってくれなく)なっちゃった。
これが、10円の価値(かち)が下(さ)がっちゃったということなんだ。
10円のがんばりが、すくなくなったことを、円(えん)の価値(かち)が下がった(さがった)というんだよ。
そのことを、円(えん)の価値(かち)が安く(やすく)なったというんだ。
さあ、ここからは、もっとたいせつなことをいうね!
バナナのよびかたをかえて、1ドルとよんでみるよ。
いまからは、きいろい、くだものを、バナナじゃなくて、1ドルというんだとおもってね。
はじめは、バナナは10円だっから、バナナをドルにおきかえて、1ドルが10円。
つぎのひは、バナナは40円だったから、バナナをドルにおきかえて、1ドルが40円。
1ドルが10円とおなじ。
1ドルが40円とおなじ。
このふたつでは、どちらが円(えん)の価値(かち)が安い(やすい)かな。
ちょっと、かんがえてみてね。
せいかいは、1ドルが40円のほうが、円の価値(かち)が安い(やすい)んだ。
バナナをドルとよんだけど、ドルっていうのは、アメリカのおかねのことだったよね。
こんなふうに、円という日本のおかねの価値(かち)が高い(たかい)か安い(やすい)かきめるときには、ほかの国のおかねとくらべるの。
アメリカの1ドルとくらべて、日本の円は、きのうは、10円。
アメリカの1ドルとくらべて、日本の円は、きょうは、40円。
きょうのほうが、きのうより、円の価値(かち)がさがったから、円安(えんやす)になったっていうんだよ。
これが、円安(えんやす)ということなんだ。
円安(えんやす)とは、日本のおかねの円が、まえよりがんばれなくなって、よわくなっちゃったってことなんだ。
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メリット
円安(えんやす)のこと、わかったかな。
じゃあ、つぎに、円安(えんやす)のメリットをお話(おはなし)していきますね。
まずは、メリットってなにかを、お話(おはなし)します。
メリットってね、さっき、価値(かち)ってことを、お話(おはなし)したんだけど、おもいだしてくれるかな。
そうです!
あなたのために、どれくらいがんばってくれるかということです。
それを、価値(かち)という、ちょっとむずかしいことばで大人は話すんだ(はなすんだ)。
メリットって、価値(かち)とおなじことだとおもってね。
おもってくれた?
ありがとうね!
じゃあ、円安(えんやす)のメリットはなんだろう。
あなたがすんでいる、日本という国は、ほかの国に、いっぱいいろんなものを売って(うって)います。
このことを、輸出(ゆしゅつ)といいます。
そして、ほかの国からおかねをもらってるんだ。
さっき、アメリカのおかねは、ドルっていうんだって話した(はなした)けど、おぼえてるかな。
日本がアメリカに、ものを売った(うった)ときは、アメリカのおかねの、ドルでおかねをもらいます。
さあ!ここからの話(はなし)はとってもたいせつな話(はなし)です。
あなたは、アメリカに、バナナを輸出(ゆしゅつ)している、会社の社長のです。
あなたの会社のバナナは、アメリカで10ドルで売られて(うられて)います。
このとき、1ドルが100円とおなじ価値(かち)のとき。
そして、1ドルが120円とおなじ価値(かち)のとき。
このときは、1ドルが120円のほうが、円安(えんやす)だよ。
この、ふたつのときを、かんがえてみよう。
あなたは、ひとつ、バナナをアメリカに売る(うる)とアメリカから、いくらもらえるかな?
そう!アメリカで10ドルで売られて(うられて)いるから、10ドルもらえます。
でも、日本では、おかねは円だよね。
だから、ドルを円とこうかんしてもらいます。
1ドルが100円のときは、10ドルが1,000円にこうかんしてもらえます。
そして、1ドルが120円のときは、10ドルが1,200円にこうかんしてもらえます。
あなたが会社の社長だったら、どっちがいいかな。
1,200円になったほうが、1,000円より200円、たくさんおかねがもらえる。
だから、1ドルが120円とおなじ価値(かち)のほうがいいよね。
だから、円安(えんやす)のほうが、ほかの国に、いろんなものを売っている(うっている)、輸出(ゆしゅつ)の会社は、いっぱいもうかるんだ。
輸出(ゆしゅつ)して、おかねをもらっている会社は円安(えんやす)のほうが、いっぱいもうかる。
これが、円安(えんやす)のメリットなんだよ。
わかったかな?
え?ちょっとわからない・・・・。
じゃあ、もっとわかりやすく話す(はなす)ね。
バナナの話(はなし)で、円安(えんやす)をせつめいしたよね。
ここで、わかりやすくするために、1ドルをバナナにおきかえてみよう。
そうすると、1ドルが100円とおなじ価値(かち)のときは、バナナが100円になります。
1ドルが120円とおなじ価値(かち)のときは、バナナが120円になるよね。
バナナをてにいれるのに、100円と120円、どっちが円がよわいかな。
120円は100円より20円おおくしないと、バナナがかえないよね。
だから、120円のほうが100円より、よわいってことなんだ。
じゃあ、バナナをもとの1ドルにもどすよ。
1ドルが100円、1ドルが120円。
バナナのときは、120円のほうが、よわかったよね。
だから、1ドルが120円のときは、1ドルが100円のときより、円がよわくなるから、円安(えんやす)っていうんだよ。
でも、1ドルを円にこうかんするときは、100円より120円にこうかんしたほうがいいよね。
円安(えんやす)のメリットは、あなたがバナナを、ほかの国にうるときに、たくさんもうかるのは、どっちかなってかんがえると、わかりやすいんだ。
デメリット
じゃあ、つぎに円安(えんやす)のデメリットについて話すね(はなすね)。
デメリットっていうのは、あなたが、損(そん)しちゃうってことなんだ。
たとえば、ともだちに、100円あげればいいのに、まちがって200円あげっちゃったら。
100円、損(そん)しちゃったってことなんだ。
なので、あなたが、いやだな、損(そん)しちゃった!そういうことをデメリットっていうんだよ。
さっき、円安(えんやすのメリットで輸出(ゆしゅつ)する会社がもうかるって話したよね(はなしたよね)。
輸出(ゆしゅつ)とはんたいの言葉(ことば)で、輸入(ゆにゅう)という言葉(ことば)があります。
輸入(ゆにゅう)っていうのは、ほかの国から、いろんなものを買う(かう)ことなんだ。
円安(えんやす)のデメリットは、輸入(ゆにゅう)する、いろんなものの値段(ねだん)が高く(たかく)なっちゃうってことなんだ。
どうしてそうなるのか、いまから話す(はなす)ね。
たとえば、アメリカからチョコレートを輸入(ゆにゅう)するとかんがえてね。
1ドルが100円のときと、1ドルが120円のときをかんがえてみよう。
1ドルが120円のときが円安(えんやす)だよね。
あなたは、アメリカで1ドルでうられているチョコレートを輸入(ゆにゅう)します。
1ドルが100円のときは、アメリカに100円はらえばいいよね。
でも、円安(えんやす)で、1ドルが120円だったら、アメリカに120円はらわないといけないんだ。
円安(えんやす)で、20円損(そん)しちゃったね。
さっき、あなたが、いやだな、損(そん)しちゃった!そういうことをデメリットっていうんだよ、っていったよね。
そうなんだ!
円安(えんやす)のデメリットはほかの国から輸入(ゆにゅう)する会社が損(そん)しちゃうことなんだ。
もうひとつ、円安(えんやす)のデメリットがあるんだ。
輸入(ゆにゅう)する会社が、輸入(ゆにゅう)した、いろんなものを日本で売る(うる)ときにどうなるのか。
アメリカから100円で買えてた(かえてた)チョコレートが、120円になっちゃった。
そうすると、このチョコレートを日本で売る(うる)ときは、ねだんを高く(たかく)しないといけなくなるよね。
だから、いろんな国から輸入(ゆにゅう)するものが、ねだんが高く(たかく)なっちゃいます。
おとうさんやおかあさんに、ガソリンのねだんをきいてみて。
ガソリンって車がうごくために、車にいれるもの。
ガソリンはほかの国から輸入(ゆにゅう)しているものなんだ。
だから、円安(えんやす)になると、ねだんが高く(たかく)なっちゃいます。
おとうさんやおかあさんが、会社ではたらいて、もらうおかねは、おおくならない。
それなのに、いろんなもののねだんが、高く(たかく)なったら、こまっちゃうよね。
日本はほかの国から、いろんなものを、たくさんたくさん、輸入(ゆにゅう)しています。
だから、円安(えんやす)になると、いろんなものの、ねだんが高く(たかく)なっちゃうんだ。
ほんとうに、こまるよね。
円安(えんやす)のメリットとデメリットを話して(はなして)みました。
どんなものでも、メリットとデメリットがりょうほう、あるんだよ。
どんなものでも、いいことばっかりじゃないんだね。
アベノミクスとは?
アベノミクスってきいたことがあるかな。
きいたことがなくても、だいじょうぶ。
いまから、わかりやすく、話す(はなす)からね。
まずね、総理大臣(そうりだいじん)ってきいたことあるかな。
日本の国をよくすために、がんばりたいんだ!
そういうひとを、18歳(さい)いじょうのひとが、えらんだひとを、国会議員(こっかいぎいん)っていうんだ。
この国会議員(こっかいぎいん)になったひとたちが、国会議員(こっかいぎいん)のひとのなかから、えらんだひと。
日本の代表として、がんばるひとを、総理大臣(そうりだいじん)っていうんだよ。
いまの、日本の総理大臣(そうりだいじん)は安倍(あべ)さんっていうひとがやってるんだ。
この、安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)が、日本が、どうすれば元気(げんき)になるのか。
その元気(げんき)になる、やりかたを、3ついったのを、「アベノミクス」っていってるんだ。
こんなやりかたをすれば、日本は元気(げんき)になるよって、みんなに発表(はっぴょう)したんだ。
じゃあ、いまから、安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)が日本を元気(げんき)にするために、発表(はっぴょう)した3つのこと。
その3つのことを、わかりやすく、話て(はなして)いくね。
アベノミクスとは?
アベノミクスってどういう言葉(ことば)なんだろう。
それはね、安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)の「アベ」。
そして、経済政策(けいざいせいさく)をいみする英語(えいご)の「エコノミクス」。
「アベ」と「エコノミクス」という言葉(ことば)をあわせてつくった言葉(ことば)なんだ。
経済政策(けいざいせいさく)っていうのは、国が元気(げんき)になるために、こんなことやっちゃうよ!ってことなんだ。
英語っていうのは、あなたが話している(はなしている)のが日本語のように、他の国で話している(はなしている)言葉(ことば)のこと。
アメリカやイギリスのひとが英語をつかっているね。
財政出動(ざいせいしゅつどう)
ひとつ目は、財政出動(ざいせいしゅつどう)。
なんだか、むずかしい言葉(ことば)だね。
わかりやすくするために、この財政出動(ざいせいしゅつどう)という言葉(ことば)を2つにわけて考えて(かんがえて)みよう。
財政出動(ざいせいしゅつどう)を財政(ざいせい)と出動(しゅつどう)にわけてみるね。
まずは、財政(ざいせい)。
この言葉(ことば)を、とってもかんたんにいうと、国のお金のことなんだ。
国は、はたらいているみんなから、税金(ぜいきん)というものをとっています。
たとえば、どろぼうをつかまえる、おまわりさんは、給料(きゅうりょう)をもらっているよね。
おまわりさんの、給料(きゅうりょう)は、みんなの税金(ぜいきん)から、はらっているんだ。
国はすんでいる、みんなのために、いろんなことをやらなくちゃいけない。
どろぼうをつかまえることも、そのひとつ。
だから、みんなから、おかねをあつめて、みんなのためにつかっているんだ。
その、あつめるおかねのことを、税金(ぜいきん)といいます。
税金(ぜいきん)が国にはいってくるおかねのこと。
そして、そのおかねをみんなのために、つかっています。
みんなのために使える(つかえる)国のおかねのことを、財政(ざいせい)っていってるんだ。
つぎは、出動(しゅつどう)という言葉(ことば)。
これは、なにかをするために、出ていくこと。
たとえば、おまわりさんが、わるいひとをつかまえるために、出ていくことを、出動(しゅつどう)といいます。
財政出動(ざいせいしゅつどう)は、国のおかねがでていくこと。
だから、財政出動(ざいせいしゅつどう)っていうのは、もっと、おかねを使った(つかった)ほうがいいことに、おかねを出すことなんだ。
アベノミクスのひとつ目の、財政出動(ざいせいしゅつどう)できめたこと。
それは、もっともっと、国がおかねを使うこと(つかうこと)。
みんなが、「これがあったらいいな。」っていうことに、もっとおかねを使って(つかって)、そのつかうおかねが、みんなにとどくようにしよう。
これが、財政出動(ざいせいしゅつどう)ということなんだ。
おかねがみんなにとどけば、、みんなの生活が、楽(らく)になるよねって、安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)は考えた(かんがえた)んだ。
金融緩和(きんゆうかんわ)
アベノミクスの2つめは、金融緩和(きんゆうかんわ)をやっちゃうこと。
金融(きんゆう)っていうのは、お金がじゃまされずに、みんなにとどくことを言います。
緩和(かんわ)っていうのは、厳しさ(きびしさ)を、ゆるめること。
たとえば、あなたがゲームをしていい時間(じかん)が2時間だったけど、おかあさんから、もっとながくゲームしていいよっていわれたとします。
2時間しかゲームしちゃだめ!っていわれていたことを、おかあさんが、ゆるめてくれた。
この、ゆるめることを、緩和(かんわ)っていうんだ。
だから、金融(きんゆう)+緩和(かんわ)っていうのは「みんなに、もっともっと、おかねがとどきやすいようにしますよ。」っていうことなんだ。
安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)がおこなった、金融緩和(きんゆうかんわ)をわかりやす話すね(はなすね)。
金融緩和(きんゆうかんわ)は「みんなに、もっともっと、おかねがとどきやすいようにしますよ。」ってことだったよね。
もっともっと、おかねがとどきやすくするには、どうすればいいと思う(おもう)?
もっともっと、おかねをたくさん、たくさんつくって、みんなにとどきやすいようにすればいいんだ。
そうすれば、おかねがはいってきた、会社は、工場をつくったり、あたらしい機械(きかい)をかったりして、おかねをつかいます。
みんなが、おかねをつかって、日本が元気(げんき)になるようにしよう!
日本が元気(げんき)になったら、みんな、元気(げんき)なんだから、ものの値段(ねだん)が高く(たかく)なっても平気(へいき)だよね。
ものの値段(ねだん)が高く(たかく)なっても、元気(げんき)だから、みんな、いろんなものを買って(かって)くれるよね。
そうすれば、いろんなものが、いっぱい売れて(うれて)、もっともっと、国もみんなも元気(げんき)になるよね。
安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)がおこなった、金融緩和(きんゆうかんわ)っていうのは、そういうことなんだ。
成長戦略(せいちょうせんりゃく)
アベノミクスの3つめは、成長戦略(せいちょうせんりゃく)をやっちゃうこと。
あなたが、ひさしぶりに、おじいちゃんやおばあちゃんの家にあそびにいったとしてね。
おじいちゃんやおばあちゃんは、ひさしぶりに、あなたを見て、こういうよ。
「〇〇ちゃん、おおきくなって、成長(せいちょう)したね。」ってね。
成長(せいちょう)というのは、大きくなるとか、元気(げんき)になるとかということなんだ。
戦略(せんりゃく)っていうのは、やりたいことをやるためには、どんなふうにやったら、できるかの作戦(さくせん)のこと。
だから、成長戦略(せいちょうせんりゃく)っていうのは、こういうことなんだ。
日本をもっともっと、世界のなかでも元気(げんき)な国にするための、作戦(さくせん)のことなんだ。
財政出動(ざいせいしゅつどう)、金融緩和(きんゆうかんわ)、そして、成長戦略(せいちょうせんりゃく)。
この3つのことをやって、日本を、もっともっと元気(げんき)な国にしよう!
このことが、安倍総理大臣(あべ そうりだいじん)がやっているアベノミクスってことなんだ。
アベノミクスと円安(えんやす)との関係性(かんけいせい)とは!
「アベノミクスと円安(えんやす)との関係性(かんけいせい)とは!」っていうのはこういうこと。
アベノミクスと円安(えんやす)って、どんなふうに、つなっがてるの?
なぜ、アベノミクスをやったら、円安(えんやす)になったの?
ってことなんだ。
じゃあ、なんでアベノミクスをやったら、円安(えんやす)になったのかということなんだけど。
さっき、アベノミクスがやった3つのことを話し(はなし)たよね。
そのなかで、「金融緩和(きんゆうかんわ)」っていうのがあったよね。
「金融緩和(きんゆうかんわ)」っていうのは、もっともっとおかねを、たくさんつくって、みんなにおかねがとどくようにすることだったよね。
みんなにおかねがとどくのは、とってもいいことなんだけど。
でもね、そのことで円安(えんやす)になっちゃったんだ。
たとえば、この(あ)ゲームは10人しか買えません(かえません)。
くじびきで、買える(かえる)ひとをえらびます。
くじびきできるひとは、20人(にん)だけですから、ほしいひとは、ならんでください。
こんなゲームがあったらほしくなっちゃうよね。
じゃあ、この(い)ゲームはみんなにあげます。
ほしいひとは、もってっていいですよ。
あなたならどっちのゲームを買う(かう)のに、ならびますか。
まずは、10人しか買えない(かえない)、(あ)ゲームのほうに、ならぶよね。
これは、(あ)ゲームのほうが(い)ゲームより、価値(かち)があるからなんだ。
「金融緩和(きんゆうかんわ)」と円安(えんやす)それとおなじことなんだよ。
「金融緩和(きんゆうかんわ)」で、おかねを、たくさんつくっちゃうと、おかねの価値(かち)がさがっちゃうんだ。
いくらでもたくさんあると、なんでも価値(かち)がさがっちゃうんだよね。
なぜ、アベノミクスをやったら、円安(えんやす)になったのかというのは、そういうことなんだ。
まとめ
円安(えんやす)っていうのは、ものすごくかんたんにいうと、おかねの価値(かち)がさがってしまうこと。
そして、円安(えんやす)にはメリットとデメリットがりょうほうあります。
メリットは、ほかの国にものを輸出(ゆしゅつ)している会社はもうかるってこと。
デメリットは、日本はほかのたくさんの国から、いろんなものを買って(かって)います。
円安(えんやす)になると、輸入(ゆにゅう)される、いろんなものの値段(ねだん)がたかくなっちゃうこと。
すると、輸入(ゆにゅう)されたいろんなものを、日本で売ろう(うろう)とすると、いままでより、たかい値段(ねだん)で売らなくちゃ(うらなくちゃ)いけなくなります。
そうすると、おとおさんやおかあさんが、はたらいている会社からもらえる、おかねはふえないのに、ものの値段(ねだん)がたかくなると、買えなく(かえなく)なっちゃいます。
どんなことにも、いいこととわるいことがあるんだね。
円安(えんやす)も、いいこととわるいこと、2つともあるんだ。
でもね、どんなことでも、いいこととわるいことがあるんだから、わるいことをどうすればいいか、みんなで考え(かんがえ)なくては、いけないんだ。
あなたも、大人になったつもりで、いろいろ考え(かんがえ)てみてね。
いろいろ考え(かんがえ)てみたことを、学校の先生、そして、おともだちや、おとおさんやおかあさんと話して(はなして)みてね。
みんなが、そうすることで、日本は、もっともっと元気(げんき)な国(くに)になれるんだよ。
みんなで、がんばろうね。
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