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小学4年生になると算数の授業で、以上・以下・未満というものが登場します。
社会人になってこの「以上」「以下」「未満」と言う言葉は、あまり使うことがありません。
なので、いきなり言われるとちょっと迷ったりしませんか。
今回はこの3つの言葉の意味。
そしてこの3つの言葉の違いを算数の記号を使い、分かりやすく説明していきます。
それではあなたに問題です!
あなたは家族で遊園地に遊びに行くと、Aジェットコースターのチケット売り場にこんな看板がありました。
『このAジェットコースターは身長120㎝以下の方はご搭乗できません』
また、Bジェットコースターのチケット売り場にはこんな看板がありました。
『このBジェットコースターは身長120㎝未満の方はご搭乗できません』
ところで、あなたの子供さんは身長120㎝です。
あなたの子供さんは、どちらのジェットコースターに搭乗することができるでしょうか。
答えはこの記事の中にありますから、見つけてくださいね^^
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目次
「以上」「以下」「未満」の意味とその違い
まずはこの「以上」「以下」「未満」の意味とその違いをみていくことにしましょう。
普段は何気なく使っているこの言葉。
でも、意味と違いを述べなさいなんて言われると、思わず身構えちゃいますね^^
以上の意味
まず以上を「以」+「上」のわけてみましょう。
そして「以」の意味がわかれば「以上」の意味がわかりやすくなります。
それでは「以」とはどんな意味なんでしょうか。
この場合の「以」とは、『あるところを起点、始まりの場所としてそれから』よいう意味になります。
なので「以上」とは『あるところを起点、始まりの場所としてそれから上』と言う意味になります。
たとえば『1000円以上』というと、1000円を起点としてそれから上はすべてとなります。
ですので、1000円をふくんでそれより多いということのなります。
「1000円以上の寄付」と言われたら1000円でもいいですし、もっと多い金額でもO.Kということです。
つまり「以上」とは『その数字をふくめて、それより上』ということになります。
以下の意味
以下の「以」は以上の「以」と同じです。
なので「以下」とは『あるところを起点、始まりの場所としてそれから下』と言う意味になります。
たとえば「1000円以下の寄付」と言われたら1000円でもいいですし、999円などもっと少ない金額でもO.Kということです。
つまり「以下」とは『その数字をふくめて、それより下』ということになります。
未満の意味
未満を「未」と「満」に分けてみてみましょう。
まず「未」とはどんな意味なのかをみていきましょう。
未満で使う時の「未」の意味は『まだ~していない』という意味です。
たとえば「未来」とは『まだきていない』ということで、今より先の年月のことになります。
つぎに「満」の意味をみてみましょう。
「未満」で使うときの「満」は『いっぱいになる。一定に達する』という意味になります。
なのでこの2つの意味を合わせると「未満」とはこういう意味になります。
まだ一定に達していないと言う意味になります。
たとえば「1000円未満を寄付してください」
こう言われたときは、1000円に達していないということで999円、998円など999円以下の金額を寄付してくださいということです。
つまり「未満」とは『その数字をふくまず、それより下』ということになります。
「以上」「以下」「未満」の意味のまとめ
ここまで「以上」「以下」「未満」の意味をみてきましたので、簡単にまとめてみましょう。
- 身長120㎝以上・・・120㎝をふくめてそれより高い身長
- 身長120㎝以下・・・120㎝をふくめてそれより低い身長
- 身長120㎝未満・・・120㎝をふくまずそれより低い身長
以上と以下はその数字をふくみ、未満はその数字をふくまないということなんです。
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算数の記号で「以上」「以下」「未満」をみてみよう
算数で「≧」「≦」「<」「>」という記号があります。
ここで「以上」「以下」「未満」をこの記号で表してみましょう。
- 身長120㎝以上: 身長≧ 120㎝
- 身長120㎝以下: 身長≦ 120㎝
- 身長120㎝未満: 身長< 120㎝
ちなみに「身長> 120㎝」と表していたら、身長は120cm超ということで120cmより高い身長ということを記号で表しています。
記号の読み方と「以上」「以下」「未満」
それではこの算数の記号の読み方と使い方をみてみましょう。
「≧」の読み方と使い方
「≧」は「大(だい)なりイコール」と読みます。
A≧Bは「A大(だい)なりイコールB」と読み、AはBと等しいか大きいという事を意味しています。
つまりAはB以上ということになります。
「≦」の読み方と使い方
「≦」は「小(しょう)なりイコール」と読みます。
なのでA≦Bは「A小なりイコールB」と読み、AはBと等しいか小さいということを意味しています。
つまりAはB以下ということになります。
「<」の読み方と使い方
「<」は「小(しょう)なり」と読みます。
なのでA<Bは「A小なりB」と読み、AはBより小さいということを意味しています。
つまり、AはB未満ということになります。
「>」の読み方と使い方
「>」は「大(だい)なり」と読みます。
A>Bは「A大なりB」と読み、AはBより大きいということを意味しています。
つまり、AはBより大きいということになります。
「以上」「以下」「未満」の覚えかた
ここまで「以上」「以下」「未満」の意味と違い。
さらに、算数の記号もみてきました。
はっきりいって、この3つの言葉の違いを覚えるのはちょっとややこしいですね^^
なのでこの3つ覚え方は理屈抜きで、「≧」「≦」「<」の算数の記号でおぼえるのがおすすめです。
「≧」は以上、「≦」は以下、そして「<」は未満とおぼえればわかりやすいです。
それでもおぼえにくかったら、「未満」の意味だけおぼえておきましょう。
たとえば「10未満」は「10をふくまない」とおぼえて、他は「ふくむ」とおぼえましょう。
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まとめ
普段の生活で使うような使わないような「以上」「以下」「未満」という言葉。
それぞれの意味はこうなります。
- 身長120㎝以上・・・120㎝をふくめてそれより高い身長
- 身長120㎝以下・・・120㎝をふくめてそれより低い身長
- 身長120㎝未満・・・120㎝をふくまずそれより低い身長
そして、この3つの言葉を算数の記号で表すとこうなります。
- 身長120㎝以上: 身長≧ 120㎝
- 身長120㎝以下: 身長≦ 120㎝
- 身長120㎝未満: 身長< 120㎝
日本語って意味が難しいですね。
その難しい言葉と算数がリンクしているんですから、よけいにややこしくなりますね^^
あなたの子供さんのテストのときのために「未満=その数字をふくまない」だけはおぼえておきましょう。
その他の「以上・以下はその数字をふくむ」となんとなくおぼえておけば、だいじょうぶです。
たぶん・・・((´∀`*))
え~っと。
これは自己責任でお願いしますネ^^
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