スポンサーリンク
三人寄れば文殊の知恵ということわざがあります。
このことわざの文殊というのは文殊菩薩(もんじゅぼさつ)のことなんです。
文殊の知恵というだけあって、文殊菩薩は受験の人は見逃してはならない菩薩なんですよ。
今回は勉強に頑張るあなたのために文殊菩薩のご利益とはなんなのか。
そしてうさぎ年の守り本尊である文殊菩薩の真言も紹介します。
さらになかなか文殊菩薩を祀ってあるお寺に行けない、あなた。
そんなあなたのお役に立つ梵字の画像も載せてます。
学問の神様で有名な菅原道真公を祀っている福岡県太宰府市の太宰府天満宮は受験シーズンとなると多くの参拝者でごったがえします。
せっかく合格祈願にいったのにお参りする人が多すぎて参拝できなかったなんていうあなた。
文殊菩薩のことを忘れてはいませんか?
文殊菩薩は学問に関係することにまい進するあなたの強い味方なんです。
スポンサーリンク
目次
文殊菩薩とは
文殊菩薩とは「智」をつかさどる菩薩のことです。
この菩薩はお釈迦様が入滅(亡くなられた)したあとの実在の人といわれています。
お釈迦様が入滅したあとに経典の編纂をおこなった人といわれているんです。
文殊菩薩がどれだけ「智慧(ちえ)」にかんしてすごかったのか。
それは経典の「維摩経(ゆいまきょう)」にお釈迦様の在家の弟子であった維摩居士(ゆいまこじ)が登場します。
その維摩居士と対等に仏教について議論できたのは文殊菩薩のみであったとされているくらいなんです。
その姿は右手に知恵の象徴の宝剣を持ち左手には蓮華や経典を持っていることが多い菩薩です。
蓮華は悟りを表していて、経典は智慧を表しています。
またそのひとつに結い上げた髪型は一髻(いっけい)といわれ「増益(ぞうやく)」を表しています。
増益とは、徳や利益を増すことで、商売繁盛等のことを言います。
ちなみに、髪型の髻(もとどり)の数は4種類あります。
せっかくですから、その4種類も紹介します。
- 髻がひとつ・・・増益:徳や利益を増すことで、商売繁盛等のこと。
- 髻が5つ・・・・敬愛:良縁や平和のこと。
- 髻が6つ・・・・降伏:悪いことを取り除くこと。
- 髻が8つ・・・・息災:災いを消し去り、平和にすること。
このことを知っているとそれぞれのお寺の文殊菩薩の髪型を見る時に、どんなことを表しているのかがわかります。
そして文殊菩薩は、百獣の王と言われる「獅子」の上に置いている蓮華座に乗っていて、この獅子は文殊菩薩を守っているといわれています。
スポンサーリンク
文殊菩薩のご利益
文殊菩薩は「智慧」の象徴の菩薩です。
ですのでご利益は学業の向上、合格祈願など学問に関係することにご利益の有る菩薩といわれています。
そして「智慧」とは単純に物事を暗記するだけではなく、正しい判断力をも持っていることをしめします。
ということで、受験や資格試験など学問に励んでいるあなたの強い味方になってくださいますよ。
文殊菩薩の真言
真言というのは「真実の言葉」ということです。
真言はそれぞれの仏の教えの意味がこもった言葉なんです。
ですので文殊菩薩の真言を心から唱えることで文殊菩薩の知恵を獲とくすることができると言われています。
「オン アハラシャノウ」が真言です。
この真言は「菩提を求め、衆生(しゅじょう)を捨てず、第一義に於いて、諸法を修して、自性あることなし」という意味になります。
- 菩提:悟りの智慧
- 衆生(しゅじょう):命あるものすべて 人間
- 第一義:絶対の真理
- 諸法:すべての事物・さまざまな教え
- 自性:衆生が本来は持っている真の性質、本来的な不変の性質
真言の個々の言葉の意味はこのような意味になります。
私なりにこの真言の言葉の意味を解釈してみました。
「悟りを求めること。そして人すべてを見捨てないこと。絶対の真理に関しては、さまざまな教えを修めること。それらのこと以外に本来的な不変の性質はない。」
これが私の文殊菩薩の真言の意味の解釈です。
私の勤めている会社近くのお坊様に真言のことを聞いてみると、意味はわからなくても真言を唱えることに意味があるという事でした。
難しく考えずに、真言を心から唱えることに意味があるようです。
文殊菩薩はうさぎ年生まれの人の守り本尊
日本ではそれぞれ生まれた年で12の干支があります。
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という12の干支のことです。
そしてそれぞれの干支生まれの人を守ってくれる、守り本尊がいらっしゃいます。
文殊菩薩は卯年生まれの守り本尊。
すなわち、うさぎ年生まれの人の守り本尊なんです。
守り本尊は、それぞれが守る干支の人の運がよくなるように守ってくれる本尊です。
あなたの生まれ年の守り本尊のお守りやグッズなどを身につけていると心強いですよ。
自分の生まれ年である、守り本尊を知りたい!と思ったあなた。
こちらの「守り本尊とは生まれた干支できまる!お参りするときの真言も紹介」でわかりやすく紹介しています。
もちろんそれぞれの生まれ年である守り本尊の真言もちゃんと紹介していますよ。
文殊菩薩の梵字の意味と画像
この上の画像は文殊菩薩の梵字です。
梵字というのは、インドのブラーフミー文字を漢字で表したものです。
そして干支の守り本尊も梵字があって、文殊菩薩はうさぎ年生まれの守り本尊ですなので梵字があります。
この梵字はこの一文字で、守り本尊を表現しています。
ですのでこの梵字が書かれたものがお守りとしてのご利益もあるんです。
ちなみに文殊菩薩の梵字の読み方は「マン」と読みます。
勉強にがんばっているあなたのノートなんかにこの梵字と真言を書いてみるのもいいかもしれませんね。
スポンサーリンク
まとめ
文殊菩薩というのは「智慧」のご利益がある菩薩です。
なので学業の向上、合格祈願など学問に関係することにご利益の有る菩薩です。
「智慧」は単に暗記するという事ではなく、正しい判断力をも持っているということでもあります。
このごろのいろんな試験は、暗記だけではなく、物事を考えて答えを導き出す問題が増えています。
文殊菩薩は、いろんな試験や資格にチャレンジするあなたの強い味方になってくださいます。
さらに文殊菩薩は、うさぎ年生まれの人の守り本尊なんです。
守り本尊はそれぞれが守る干支の人の運がよくなるように守ってくれます。
ということはうさぎ年生まれで、いろんな試験や資格にチャレンジしているあなたには、ものすごく強力なご利益がありそうですね!
文殊菩薩を祀っているお寺のお守りやグッズを身につけるといいことがあるかも!
うさぎ年生まれ以外の方にもあまねくご利益はありますから、ご安心を。
スポンサーリンク