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就職活動の面接で必ず聞かれる「あなたの長所はなんですか?」
そんなときの多い回答のひとつに「協調性」があります。
でも用心してください。
面接官は面接のプロです。
中身のない美辞麗句はすぐに見抜かれてしまいます。
「協調性があります。」と答えてもそれだけではだめなんです。
自分が考える協調性とは何かが答えられないといけません。
あなたの長所が会社側にどんなメリットがあるのか。
それをきちんと回答しないといけません。
「そこまで考えて面接を受けたことがなかったな・・・」
そんなあなたに!
今回はまずは「協調性」とはどんな意味なのかをわかりやすく紹介します。
また面接で自己PRとして「協調性がある」ことをどう答えればいいのかもみていきましょう。
私は実際に会社の中間管理職として面接官も行ったことがあります。
面接時にはうすっぺらい美辞麗句は聞きあきました。
面接では本当のあなたを出す必要があります。
面接官も行った私もこんな協調性のある人とならいっしょに仕事をしたい!
そんな面接での答え方を紹介します。
ではまいりましょう。
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目次
協調性とは?
協調性の意味はこうなります。
協調性とは自分とは違った立場。
そして自分とは違った意見や考え方をもつ人たち。
そんな人たちと協力しながら同じ目標を達成することができる性格のことです。
たとえば高校野球の球児たち。
彼らの目標は甲子園出場。
そして甲子園での一勝。
さらに甲子園での優勝です。
野球はチームワークのスポーツです。
みんなが甲子園出場、一勝、優勝という目標に向かい全力を尽くします。
チームワークがばらばら。
つまり協調性のないチームでは甲子園優勝どころか出場も難しいでしょう。
自分の意見や考えをおさえる。
さらには自分を犠牲にしてでも甲子園出場という目標に突き進む。
野球は一人じゃできないですよね。
これが「協調性」なんです。
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面接の自己PRで「協調性」を長所として使うときの答え方
会社という組織では「協調性」を求められます。
というのも会社という組織は人と人とがつながっている組織です。
なので会社という組織は人間関係が良い組織を目指します。
人間関係が良いということは協調性がある組織ということです。
協調性がある組織は業績アップという目標を達成しようと、みんなでがんばります。
みんなが同じ方向を向いて行動するのでパワーが組織の人数以上にアップします。
だからこそ会社は協調性を重要視するんです。
だからと言って面接の自己PRで単に「協調性があります。」と言っても面接官の心には響きません。
だって面接を受ける多くの人がこう言います。
「私の長所は協調性があることです。」と。
本当に協調性があるかどうかを面接官に信用してもらう必要があります。
そのためにはあなたが「協調性」がある根拠をしめす必要があります。
ではそのためのコツをみていきましょう。
部活動やサークルでのあなたのポジション
高校の部活動や大学でのサークル活動。
その組織の中であなたはどんなポジションにいたのか。
そしてそのポジションを組織のためにどう活かしてきたか。
べつにキャプテンやリーダーだった必要はありません。
あなたがどう組織活動を向上させることができたのか。
そのことが大切なんです。
部活動やサークル活動で組織のために何もしてこなかった。
それでは「協調性がある」といっても面接官は「???」となってしまいます。
組織内で意見の対立がおきたらどうするのか
「私は部活動やサークル活動の経験はないんだけれど・・・」
そんなあなたも、だいじょうぶ!
そんなときにはこう自己PRを行いましょう。
「協調性」とはいろんな考えや意見をもった人たちと協力できることです。
ということは意見のぶつかり合いがあってもおかしくありません。
そんなときだまって下を向いているのはNGですよね。
じゃあNGでない行動をとればいいんです。
あなたがそんな意見のぶつかり合いの中にいたらどうするか。
面接官にあなたがどう行動するか。
その行動が組織の中でいかに協調性ある行動なのかをアピールしましょう。
- ホワイトボードにみんなの意見を書いて理論的に良い悪いをみつける
- 自分とは違う意見でもいい点があればすなおに受け入れる
- 徹底的に相手の話を聞き、良い点は良い。悪い点はこうだと相手を納得させる
- 徹底的に議論をするために議長を名乗り出る
- 最終的にみんなが同じ目標に向かっていけるよう意見をまとめる
それぞれみんな意見を持っています。
はじめは各自自分の意見を通そうとします。
でもそれでは組織はまとまりません。
そんなとき、協調性のあるあなたの出番です。
あなたの協調性により組織をより良い方向へみちびく。
そんなあなたを面接官は評価してくれます。
あなたが苦手なタイプの人とはどうつきあうか
誰でも苦手なタイプの人はいるものです。
ただ会社の中では苦手だからといって逃げているわけにはいきません。
さあ、あなたならどう行動しますか?
- 自分から相手に話しかけ、少しでも共通点をみつけそこから少しづつ人間関係をつくる
- 相手の何が苦手かを見つけ、それ以外のことから接するようにする
- 苦手な相手を人として客観的に見て長所をみつける
誰だって苦手なタイプの人はいるものです。
どんな人にも迎合するお調子者ではいけません。
それだと協調性どころか自分を持ってないことになりますから。
苦手な人でも完璧ではなくても仕事の仲間としてつき合うことができる。
そんなあなたを面接官は評価してくれます。
目標に向かいどんな行動をするか
会社の組織にはいろんな部署があります。
他の部署との交流が少ない会社だってあります。
あなたの協調性は会社の業績アップになくてはならないもの。
面接官にそう感じてもらう必要があります。
「御社の社会への貢献活動にに感銘し・・・」なんて美辞麗句も必要かもしれません。
でも「私の協調性はこういう理由で御社の業績アップに貢献できます。」
そういう実践的な答えを面接官は望んでいます。
私は自分の配属された部署の業績アップだけが御社での活動とは考えていません。
もちろん配属された部署の業績アップは大切です。
そのためには他部署の人ともコミュニケーションをとり、情報交換が必要だと考えます。
自分の部署のことだけ考えているとどうしても考えや物の見方が狭くなってしまいます。
なのでいろんな部署の人とコミュニケーションをとる。
そして御社の全体的な業績アップに貢献していきます。
それが私の協調性です。
会社は仲良しサークルではありません。
業績をアップし続ける必要があります。
そのために仲良しサークルではないけども、人間関係は潤滑でないといけません。
あなたの協調性は会社の潤滑油となる。
そして会社の業績アップに貢献できる。
そんな協調性なら面接官は大歓迎してくれます。
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まとめ
「私の長所は協調性があることです。」
面接で多くの人がそう答えます。
では「協調性」とはどういう意味なんでしょうか。
協調性とは自分とは違った立場。
そして自分とは違った意見や考え方をもつ人たち。
そんな人たちと協力しながら同じ目標を達成することができる性格のことです。
意味をみてみるとなんてことなさそうです。
でも会社が求める「協調性」はもっと具体的なことなんです。
- 今まであなたが所属した組織でのあなたの位置と活動
- 組織に所属をしたことがなくても、組織をまとめるためにどう行動できるか
- 苦手なタイプに人との協調性はどうするのか
- あなたの協調性は会社の目標に対しどう役立つのか
面接の時だけのかっこつけは、すぐに見破られます。
もしあなたが自分に協調性がないと感じるなら、無理に協調性があると言う必要はありません。
その場しのぎのごまかしは面接官には通用しません。
ただ自分に協調性があると思うなら、思うぞんぶん自己PRに使いましょう。
「協調性」を自己PRに使うときの注意点。
それは具体性です。
具体的な例や体験。
そんなリアルさで自己PRに使いましょう。
今回は以上です。
あなたのご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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