ビュッフェとは食べ放題ではない!?バイキングとの違いはなに?

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<b>営業くん</b>
「この前泊まったホテル、ビュッフェなのに食べ放題じゃなかったんだよ。変でしょう?」

<b>詩音</b>
「ん~そうね。そのホテルは正式なビュッフェスタイルだったのね。」

<b>営業くん</b>
「え?ビュッフェってバイキング違うの?食べ放題じゃないの?」

<b>詩音</b>
「本当のビュッフェ食べ放題じゃないのよ。」

<b>営業くん</b>
「じゃあビュッフェとはどんななの?教えて詩音ちゃん!後輩に自慢しちゃお!」


「今日は気軽にビュッフェに行こう!」


いいですね!ビュッフェ!
なんたって自分の好きな料理を選んで食べ放題!


食べ放題に行くと「お腹がいっぱいで苦しい」なんてなっちゃいませんか。


ビュッフェかバイキングか迷う


ところで自分の好きな料理を選んで食べ放題って他にも言い方がありますよね。


そう、バイキングです。


あれ?バイキングが食べ放題なら、なんでビュッフェなんて言うんでしょう。


「ビュッフェ」と「バイキング」の違いってなんなんでしょう?
同じ食べ放題なら、どちらかひとつの言葉でいいはずです。


あれ?あなたの視線がきょきょろしてますよ。


安心してください。
今回はそんなあなたに読んでいただきたい!


ビュッフェとはどんな食事形式なのか。
もし食べ放題ならバイキングとの違いはどこにあるのか。


日本って海外の習慣なんかどんどん取り入れます。
それも言葉は変えずに習慣の内容を日本風にアレンジして。


もしビュッフェの形式が日本風にアレンジされていたら。
それを知らずに海外でビュッフェの食事に行ってしまったら・・・


「オーマイガー!」なんてことになっちゃうかも。


それではまいりましょう。

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目次

ビュッフェとは何か


ビュッフェとはブッフェとも言います。
buffetと書き、フランス語で立食形式の食事のことを意味します。

ビュッフェとは

  • テーブルに並んだ料理を自分で取り分け食べる立食こと

  • 自分たちで料理をさらに取りテーブルで座って食べること


セルフサービスで座って食べるビュッフェのことを「シッティング ビュッフェ」と言ったりします。

ビュッフェとは食べ放題なのか


セルフサービスで自分の食べる分を取って来て立食。
またはテーブルで座って食べるビュッフェ。


この食べ方だけ見ると、食べ放題なのかどうかわかりませんね。


ビュッフェは食べ放題か否か!


私的には食べ放題が好きなんですが・・・
残念!厳密に言えばビュッフェは食べ放題ではないんです。


日本でも食堂でビュッフェスタイルの食堂があるんです。
たとえば「うどん屋」さんなんかにあったりします。


① まずは温かいうどんか冷たいうどんを選択

② 麺の量を選ぶ

③ すきなトッピングを選ぶ

④ 自分が選んだ分だけお金を支払う


これぞまさにジャパニーズ・ビュッフェ!なんちゃって・・・


自分が食べたいものを選んでその分のお金を支払う。
つまり「セルフ式の食事」がビュッフェということなんです。


なので食べ放題ではないんです。

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バイキングとは何か


バイキングと言えば食べ放題!
食べ放題と言えばバイキング!


ところであなたは「バイキング」って聞いて何を連想しますか?
北欧の海賊?昼に放送されているバラエティ番組


海賊の食事方式だからバイキングっていうんでしょうか。
残念ながら海賊とはなんの関係もありません。


食べ放題のことを表すバイキング。
これって日本人お得意の和製英語なんです。


たとえば、「ノートパソコン」「コンセント」「サラリーマン」「アルバイト」等々。
なんとなく英語のように聞こえますが日本語、つまり和製英語なんです。


海外で英語のつもりで和製英語を言っても相手は「???」となってしまいます。


和製英語にしてもなんで食べ放題のことをバイキングっていうんでしょうね。

食べ放題のバイキングとは

時は1957年デンマーク


そこにおりたったのが帝国ホテル支配人の犬丸徹三


犬丸徹三が「これはビジネスとしていける!」と目にしたもの。
それは「スモーガスボード」という北欧の食べ放題


そこで犬丸徹三は後の帝国ホテルコック長となった村上信夫に研究させます。


日本でこの「スモーガスボード」式レストランを始めることにした犬丸徹三。
ここでふと考えた。


「スモーガスボード」なんて言っても日本人にはなんのことかわからない。
そこでレストランの名前を社内で公募。


「犬丸さん!北欧といえば海賊のバイキングでしょ!」
「映画で『バイキング』を見たけど豪快な食事風景でした!」


ということで帝国ホテルに「バイキングレストラン」ができたんです。


この「バイキングレストラン」が大当たり!
他のレストランでもマネをはじめ、国内中にバイキング形式が広まったんです。


そこから食べ放題バイキングとなったんです。



焼肉バイキング、ランチバイキング、ケーキバイキング等々。
いまではいろんなバイキングがあって楽しめます。


日本人が大好きなバイキングにはこんな由来があったんです。
歴史に人ありですね。


もう一度いいますが「バイキング=食べ放題」は和製英語です。
海外では意味が通じませんからご用心ご用心。

ビュッフェとバイキングの違い


日本人はファジーが大好き。
そして外国の言葉もおしゃれに聞こえるので大好き。


なのでビュッフェも厳密に言えば食べ放題ではないんです。
ないんですが、そこは日本人の「ビュッフェって言い方なんかおしゃれ!」


ということで、セルフで食べ物を取ってくる。

食べたらまたセルフで取ってくる。

これって食べ放題!


ということでレストランやホテルによってはビュッフェといっても食べ放題のところもあります。


でも厳密に守っているホテルやレストランもあります。
なので日本ではビュッフェスタイルと聞いてもご用心ください。


必ず食べ放題か否かを確認しないと困ってしまいますよ。

厳密な違い


日本人のおしゃれならいいんじゃない!
というのはちょっと置いといて。


厳密なビュッフェとバイキングの違いをみていきましょう。


違いをくらべるなら表が見やすいですよね。
ということで表をどうぞ。

ビュッフェ バイキング
意味 自分で食べる物を取る立食 好きなだけ食べ放題
どこの国の言葉か フランス語 和製英語(つまり日本語)
はじめた人 特定無し 帝国ホテル支配人の犬丸徹三


海外旅行に行って「今日の食事はビュッフェですよ」

そう言われてもそれは食べ放題ではないですからご用心を。

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まとめ


日本ではビュッフェもバイキングも食べ放題と思われがちです。


でも厳密にはビュッフェ食べ放題ではありません
自分が食べる分をセルフで取って食べる立食のことを言います。


ただ日本では、ビュッフェといって食べ放題のレストランやホテルがあるのも事実です。


しかしビュッフェは食べ放題ではないと知っておかないと海外で赤っ恥をかいてしまいます。


ビュッフェかバイキングか


日本では「バイキング=食べ放題のこと」「ノートパソコン」「コンセント」「サラリーマン」等々。
いわゆる和製英語がたくさんあります。


英語と思っていたら海外では通じないのが和製英語です。
どちらかというとビュッフェも半分和製英語として使っています。


白黒はっきりさせる欧米。
だいたいでいいんじゃないの日本。


でも今は海外旅行は当たり前の時代です。
どうか海外で困らないでください。


ビュッフェはセルフの立食
バイキングは和製英語で日本でしか通用しない、食べ放題のこと。


このことはしっかりと覚えておいてくださいね。


今回は以上です。


あなたのご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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