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九州の高速自動車道のひとつに、大分自動車道があります。
この大分自動車道は、大雨でも雪でもないのに、突然、湯布院インターと別府インター間が通行止めになることがあります。
その原因は、靄(もや)や霧なんです。
私は、営業で大分に行くことがありますが、晴れているのに通行止めになって、あわてることもあります。
ところで、いま、私は大分自動車道の通行止めの原因を、靄(もや)や霧と言いました。
ふだんは私は、靄と霧を感覚で区別しています。
あなたも、もしかして感覚でこの2つを区別していませんか。
じつは、靄と霧は、発生する現象の原因は同じなんです。
それなのに、この2つの現象は、はっきりと区別することができます。
あなたの子供さんや、小さな子に、この2つはどう違うのかを聞かれたとき。
そんなとき、あなたは、どう教えてあげますか。
あれ?もしかして、さっそくスマホやパソコンで検索しようとしていませんか。
ちょっと待ってくださ~い!
このまま、この記事を読んでいただければ、だいじょうぶですから~!
ということで今回は、靄と霧の違い。
さらに「靄がかかる」という言葉は、どういう意味なのかもみていきましょう。
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目次
靄と霧の意味
まずは、靄(もや)と霧(きり)の違いをわかりやすくするために、それぞれ意味をみていきましょう。
まずは、靄からいきましょう。
靄とはどういう意味か
大気中には、湿気(しっけ)という水分が含まれています。
梅雨になると、湿気が多いので、じめじめべたべたと感じてしまいますよね。
なので、大気中の湿気が無数の非常に小さな水滴となって、大気中に存在する状態。
それにくわえて、湿り気を帯びた微粒子が加わり、遠くが見えにくくかすんでしまう状態を、靄といいます。
霧とはどういう意味か
では、つぎに、霧(きり)を見てみましょう。
じつは、霧も、靄と同じ状態のことをいいます。
靄と同じで、大気中の湿気が非常に小さな水滴になり、湿り気を帯びた微粒子もそれにくわわります。
そして、遠くが見えにくくかすんでしまう状態のことを霧といいます。
それでは、靄と霧は、どういう基準で区別すればいいのでしょうか。
それは、気象用語にあるんです。
靄と霧の違いは気象用語にあった
気象観測にもちいる、気象用語に靄と霧を区別する基準があったんです。
気象用語では、視程1km以上10km未満を「靄」と呼びます。
そして、視程1km未満の状態を「霧」と表現するのです。
「視程」とは、大気にいろんなものが混ざっている程度を表す基準で
肉眼で、目標物を見分けることのできる最大距離のことです。
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靄がかかるの意味
「靄(もや)がかかる」という言葉があります。
気象用語で、靄とは、視程1km以上10km未満のことを表すんでしたよね。
その現象から転じ、「靄(もや)がかかる」とは、考えがはっきりとせずに、考えるべきものがとらえらない様子のことを言います。
たとえば、問題が発生した時に、なぜ、その問題が発生したのかわからないときってありますよね。
そんなとき、靄がかかったようで、なにもわからないというふうに使ったりします。
靄がかかるの類語
では、つぎに類語を紹介します。
- 考えが、ぼやける
- ものが、ぼやけて見える
- かすんで見える
- ものが、はっきりと見えない
- 霧におわれる
- 靄につつまれる
ものも、ぼんやりして見にくい。
そして、考えもはっきりとしない言葉が、靄がかかるの類語になります。
私は30年以上営業マンをやっていますから、営業マン初心者の何もわからなかったころの自分は、靄がかかったようで思い出せません。
「初心忘れるべからず」なんていいますが、時間と心の靄をとるのは、難しいです。
それでも、靄がかかっても、靄を吹き飛ばす秘策があるのを、ご存知ですか。
それは、常に新しいことに、経験したことがないことにチャレンジし続けることです。
そうすれば、何事にしても、初心を思い出すことができます。
わからないことがわからない、あの時代のことも。
靄がかかるというと、ちょっとマイナスなイメージがありますが、そんなことはありません。
靄がかかるということは、きっと、あなたに、チャレンジを忘れていませんかという合図なんです。
靄がかかるの類語も逆に考えて、あなたのエネルギーに変えてくださいね。
まとめ
靄(もや)と霧(きり)って、どこまで、靄と霧の中でものが見えるかで区別されます。
つまり、おきている現象の原因は同じなんです。
日本の言葉って、奥が深いですね。
この記事を読んでいただいた、あなたも「へ~ボタン」を連打されませんでしたか。
えっ?「ヘ~ボタン」を押したのは1回だけですって・・・・・。
あれ?あなたの姿が、靄につつまれていきます・・・。
それでは、靄がはれた別の記事で、またお会いできるのをお待ちしております。
そして、私は霧の中に消えていく・・・。
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