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あなたは漫画家の高橋留美子さんによるマンガ『境界のRINNE』見たことがありますか。
このマンガは人間と死神との間に生まれた「六道 りんね」が主人公のコメディマンガです。
主人公の名前「六道 りんね」ですが、この名前には生き方に関する深い意味があるのをご存知ですか。
「六道 りんね」を漢字にすると「六道輪廻」となります。
今回はこの六道輪廻とはどんな読み方でその意味はどんな意味なのか。
そして六道輪廻から解脱するとはどうすればいいのかをみていきましょう。
じつはこの言葉は仏教に関係のあるとても意味深い言葉なんです。
それではいきましょうか!
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目次
六道輪廻の読み方
まずはこの四字熟語のような言葉の読み方を知っておきましょう。
読み方が違うと意味が違ってくることもありますから。
「六道輪廻」とは「ろくどうりんね」と読みます。
「りくどうりんね」と読む人もいるようですがこれは間違いです。
それではつぎにこの言葉の意味をみていくことにしましょう。
六道輪廻の意味
この言葉の意味をみていくには、言葉を六道と輪廻の2つにわけてみていくとわかりやすくなります。
まずは「六道」とはどんな意味なのかをみていくことにしましょう。
六道とはどんな意味なのか
六道とは仏教の言葉で6つの世界のことを言います。
- 天道(てんどう)
- 人間道
- 修羅道(しゅらどう)
- 畜生道(ちくしょうどう)
- 餓鬼道(がきどう)
- 地獄道
この6つの世界、つまり六道のどの世界に生まれ変わるかは、生前の行いによって決まるんです。
そしてこの六道の世界を巡っている限り、苦しみから逃れることができず、成仏もできないんです。
ちなみに成仏とは、仏になることをいいます。
ではつぎにこの「六道」とはどんな世界なのかをひとつひとつみていくことにしましょう。
天道とは
天道という世界は、天人が住む世界のことをいいます。
天人というのは、生前に良い行いをおくっていた人のことをいいます。
そんな天人が住む世界ですから苦しみはほとんどない世界。
しかし煩悩から逃れることはできていない。
人間道とは
人間道とは、あなたがいま生きている世界です。
そして、生きることで4つの苦しみから逃れることのできない世界。
逃れることのできない4つの苦しみとは「生老病死」。
これは「生まれること」、「年を取り老いること」、「病気になること」、「死ぬこと」の4つのことをあらわしている。
修羅道とは
修羅道とは「阿修羅」の住む世界のことをいいます。
インドでは阿修羅とは悪魔、鬼神とされ、戦いを好むとされている。
阿修羅の住む修羅道は怒りに我を忘れ、ずっと戦いを繰り返す世界。
畜生道とは
畜生道とは生前に悪行をおこなっていたものが、けだものに生まれ変わる世界。
知性はなく本能のみで生ている世界。
弱肉強食の世界なのでいつもおびえて生きていかなくてはならない。
餓鬼道とは
餓鬼道とは餓鬼の住む世界。
餓鬼とは生前の悪行によるむくいで、常に飢えと喉の渇きに苦しんでいるものをいう。
欲が深いものが行く世界です。
地獄道とは
地獄道とは生前の悪行により行く世界で、あらゆる苦しみを受け続ける世界。
輪廻とはどんな意味なのか
ここまで「六道」とはどんな世界のことをいうのかをみてきました。
ではつぎに「輪廻」とはどんな意味なのかをみていくことにしましょう。
「輪廻」とは人が生前の行いにより、廻る(まわる)輪のようにつぎつぎと生まれ変わること。
生まれ変わるのは六道の世界。
六道の世界をくるくると生まれ変わり続け、迷いや苦しみから逃れることができない。
六道輪廻とは
「六道」と「輪廻」が合わさった言葉が「六道輪廻」という言葉になります。
なので「六道輪廻」とは、こういう意味になります。
すべての生き物は、生前の行いにより六道の世界に生まれそして死んでいくことを繰り返す。
魂は滅することなく、亡くなった後もまた生まれそして死んでいく。
このように車輪が回り続けるように、六道の世界のなかで生と死を繰り返し続けることを「六道輪廻」といいます。
この六道輪廻から逃れることは未来永劫できないのでしょうか。
そんなことはありません!
六道輪廻から離れることができると「極楽往生」することができます。
それではどうすれば、六道輪廻から離れて極楽往生することができるのかをみていくことにしましょう。
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六道輪廻から解脱するにはどうすればいいのか
六道輪廻から離れることができると、極楽往生することができます。
そのことを「解脱(げだつ)」と言います。
「極楽往生」とは極楽に往って生きることを表す言葉です。
極楽の往って生まれるとは、「仏」に生まれることをいいます。
それではどうすれば極楽往生することが、つまり六道から解脱することができるのでしょうか。
解脱するには、ものすごく簡単に言えば六道に生まれることをしなければいいのです。
- 殺生をしない。
- 欲を持たない。
- 怒りを持たない。
- ねたまない。
- うらまない。
- 煩悩(ぼんのう)をすべてなくす。
あなたは人としての欲やねたみなどの煩悩を全て克服することができますか?
私は簡単にはできそうにありません。
六道輪廻の解脱はその行くべき方法はわかっていても、なかなかできることではありません。
悟り仏になるということは、私のような俗人にはなかなかできないようですね。
しかしあなたはがっかりするこてはありません!
じつは六道には六観音がいっらっしゃいます。
その六観音が六道で迷い苦しむものを救ってくれますから。
せっかくですから、六道で迷い苦しむものを救ってくれる六観音を紹介しておきましょう。
六道 | 救ってくれる観音様 |
天道 | 如意輪観音(にょいりんかんのん) |
人間道 | 准胝観音(じゅんていかんのん) |
修羅道 | 十一面観音(じゅういちめんかんのん) |
畜生道 | 馬頭観音(ばとうかんのん) |
餓鬼道 | 千手観音(せんじゅかんのん) |
地獄道 | 聖観音(しょうかんのん) |
六道のどこに輪廻しようと、観音様が救いの手を差し伸べてくださっているんです。
そのことを忘れないようにしましょう。
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まとめ
六道輪廻というのは「ろくどうりんね」と読みます。
そして「天道」、「人間道」、「修羅道」、「畜生道」、「餓鬼道」、「地獄道」の6つの世界を車輪が廻るように生まれ変わり続けることを言います。
どの世界も煩悩から逃れることができなければ、この6つの世界に生まれ変わり続けます。
そしてこの六道から離れることを「解脱」といいます。
解脱するには、悟り仏になる必要があります。
この世からいまだに争いが無くならないのは、いかに悟り仏になることが難しいことかを証明しているのかもしてません。
そかし六道のどの世界にいても六観音の観音様が救いの手を差し伸べてくださっています。
その観音様の救いの手に気がつくかどうかは、あなた次第なんです。
六道輪廻の意味を知ることで、あなたがどう生きるべきかを考え直すヒントになれば幸いです。
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