弊社の意味と使い方!当社との使い分けはどうすればいいの?

「弊社」と「当社」を使い分けているあいさつ

社会人になって取引先との会話で「弊社」という言い方をすることがあります。


弊社とはあなたが勤める会社のことを相手との会話や文章でで使う言い方です。


「あれ?自分の会社のことを言うのなら当社って言うんじゃないの?」
そんな疑問を持ったあなた!


そんなあなたのために今回は社会人として営業マンを30年以上経験している私が、弊社意味とその使い方


そして弊社と当社はどう使い分けするのかを紹介します。


「そんなのめんどうだから、全部弊社か当社って言えばいいんじゃないの?」


あなたがもしそんなことを思っているなら、要注意です!


社会人としてこの言葉の意味と使い方は知っていて当然と仕事相手は思ってますよ。

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弊社の意味

まずはこの弊社という言葉の意味を紹介します。

弊社の意味

自分が勤務する会社のことを相手に言うときに、へりくだって言う言葉


へりくだるとは、相手より自分のことをひかえめにする。

または、謙遜(けんそん)することなんです。


弊社の意味がわかったところで、この熟語のことをさらに深く知るために、もうちょっと掘り下げてみましょう。


二文字以上の漢字から成り立っている熟語の意味を探るにはコツがあります。


そのコツは、漢字一文字ずつの意味を知ることです。


漢字には一文字一文字意味を持っているからなんです。

弊の意味

それでは「弊社」の「弊」の意味をみていきましょう。


じつは「弊」は、あまり良い意味を持った漢字ではないんです。


「弊」は音読みで「ヘイ」、訓読みで「ついえる」と読みます。
「ついえる」とは減るとか無駄に過ぎるという意味の言葉です。

弊の意味

  • 破れる
  • 疲れる
  • 害になる
  • 自分の事柄の謙遜(けんそん)を示す


例えば、破れたぼろぼろの衣服のことを弊衣(へいい)と言います。



疲弊(ひへい)とは疲れることを意味し、弊害(へいがい)とは害となる悪いことを意味します。


なんだか良い意味がまったくない「弊」という漢字ですね。


ただ「弊」の意味の中で自分の事柄の謙遜(けんそん)を示すというのがあります。


「弊社」という熟語に使う場合の「弊」はこの「自分の事柄の謙遜(けんそん)を示す」という意味を使っているんです。

社の意味

それでは「社」の意味を見てみましょう。


「社」は音読みで「シャ」、訓読みで「やしろ」と読みます。


神社のことを「お社(やしろ)」なんて言ったりしますよね。

社の意味

  • 神様を祀る所
  • 団体や組合などの機関のこと
  • 世の中


たとえば神様を祀るところを神社と言います。



そして団体や組合などの機関のことを社中と言います。


幕末の有名な坂本龍馬が長崎で起こした組織を「亀山社中」と言っていました。


世の中のことは社会と言いますよね。


「弊社」という熟語に使う場合の「社」はこのなかの「亀山社中」のように、団体や組合などの機関のこととして使っています。

弊+社

「自分の事柄の謙遜(けんそん)を示す」という意味で使っている「弊」と「団体や組合などの機関のこと」という意味で使っている「社」を組み合わせた「弊社」。


これで「自分の勤めている会社」を「謙遜して示す」言葉として「弊社」となったんです。

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弊社の使い方

弊社の意味を深くみたところで、実際の会話で使えるように使い方を紹介します。

弊社の使い方

  • このたび弊社では新製品を発売いたします。
  • 福岡にお越しの際には、ぜひ弊社にもお立ち寄りください。
  • 弊社の経営陣を紹介いたします。
  • 弊社のシステムは必ず御社の経費削減に役立ちます。
  • 弊社の経営理念を紹介いたします。


「弊社」と使うときには、自分より相手を上の立場として使うのがコツです。

当社との使い分け

当社というのは自分が勤務する会社のことを言います。


弊社も当社も、自分が勤務する会社のことを表す熟語です。


それでは「当社」とはどういう場面で使うのでしょうか。

当社と使う場合

当社と使う場合

弊社も当社もどちらも自分が属する会社のことですが、次の場合では「当社」という言葉を使います。

  • 自分が属する会社内で社員どうして自分の会社のことを言うとき。
  • 取引相手などに、自社のことを誇示して言うとき。
  • 取引相手などに、抗議の意思を伝えるとき。


「弊社」の使い方の例文のときのように、へりくだって使う場面がありませんね。

弊社と当社の使い分け

それでは弊社と当社という言葉の使い分けはどうすればいいのでしょうか。


会社の取引先や新規に取引先になってほしい相手だからといって、必ずしも「弊社」と使う必要はありません。


弊社」と使う場合は自分より相手を上の立場として使います。


それにたいして「当社」と使う場合は、相手と自分が対等な立場にあるときに使う言葉なんです。


相手が取引先であっても断固抗議するときや、自分の会社を誇示するときには「当社」と使えばいいんです。


簡単に言えば相手に頭を下げてでも話を聞いてほしい場面では「弊社」。


相手の顔を正面から見すえて話すときには「当社」を使えばいいんです。

まとめ

社会人になれば営業だろうが内勤だろうが「弊社」の意味は知っておかないと恥をかくことになります。


また「弊社」と「当社」という言葉の使い分けも必ず知っておく必要があります。


「弊社」の意味と「当社」との使い分けは社会人としての基本なんです。

弊社の意味

自分が勤務する会社のことを相手に言うときに、へりくだって言う言葉


弊社と当社の使い分け

  • 相手にへりくだって言うときは「弊社」を使います。
  • 相手と対等な立場で言うときには「当社」を使います。


相手に抗議するときに「弊社は」なんて使うと、そう言ったとたんに相手の立場が上になってしまいます。



「弊社」と「当社」という言葉は自然に使い分けられるようにしておいてくださいね。

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