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営業の仕事をしていると、それとなく言われることがあります。
え?何を言われるかって?
それは『皮肉』です。
まあ皮肉をいちいちうけとめていては心が持ちません。
社会人になればどんな仕事でも皮肉を言われることが増えてきます。
そんな皮肉をはねかえす心強さを持つことこそ社会人して成功するひとつの要因です。
そんな社会人の荒波にもまれるまえに皮肉のこおとを知っておきましょう。
社会人になるといろいろ足の引っ張り合いなんて普通におきちゃいますから。
いちいちそんなことにかまってはいられません。
ということで社会人になる直前のあなた!
そんなあなたのために今回は皮肉とはどんな意味なのかをわかりやすく例を挙げて紹介します。
さらに皮肉をよく言う皮肉屋とはどんな人なのかを見ていき、そんな人には気をつけるようにしましょうね。
そして、皮肉をさらに理解するために由来や類語もみていくことにしましょう。
皮肉なんて気にせずさらりと流してしまいましょうね。
ではまいりましょう。
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目次
意味
まずは皮肉の意味を知っておかないと、言われたことが皮肉かどうかわかりません。
それでは皮肉とはどんな意味なんでしょうか。
- 相手の欠点や弱いところを遠まわしに言い、非難すること。
- 期待していたこととは、まったく違った結果になってしまうこと。
本当は、「皮と肉から転じて体の表面をあらわす」
なので、「うわべだけなこと」と言う意味もあります。
しかし今ではうわべだけなことと言う言葉の意味で使うことは少なくくなりました。
いまでは悪口を直接的な言葉で言わずに、遠まわしな言葉で非難することを「皮肉」と言うことが多いようです。
そうはいってもどんなことが皮肉なのかを例でわかりやすく見ていくことにしましょう。
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皮肉の例を紹介
それでは皮肉を使った例文を紹介します。
今使っている皮肉の意味は大きく分けてこうなります。
「相手の欠点や弱いところを遠まわしに言い、非難すること。」
そして「期待していたこととは、まったく違った結果になってしまうこと。」のふたつです。
ですのでそれぞれの意味を使った例文を紹介していきます。
遠まわしに非難している例文
- あなたのアイデアが認められるなんて、会社の役員も勇気があるものだね。
- あなたの服のセンスって流行に流されずに個性的よね。
- あなたが時間より遅れてきてくれたからじっくりと考え事ができたよ。
- あなたって何事にも動じないから、なにがあっても何も行動しないよね。
なんとなくほめられれているような、非難されているような微妙な言い方をされています。
まあ、素直にほめられていないときには「ん?皮肉を言われているのかな?」と疑ってみてくださいね。
期待していたこととは、まったく違った結果になる例文
それでは次は「期待していたこととは、まったく違った結果になる」という意味で使われている「皮肉」の例文を紹介していきます。
- 彼の天気予報は、雨の時はよくあたるのに今回は晴れの予報があたってしまったよね。
- あまりにゆっくりと走るからどうなるかと思ったけれど、おかげで事故現場をさけることができてよかったよ。
- あなたの石橋を叩いて渡るという慎重さが、スピードがいる今回の仕事の提案で発揮されるとは!
本当はそんな結果になるはずはないのに、思いがけない結果になっちゃったよということで使われます。
こんなことを言われるのは相手のやっかみもふくまれていますから、気にすることなんてありません。
皮肉屋とはどんな人?
他の人のことを素直にほめることができずに、思わず皮肉を言ってしまう人のことを「皮肉屋」と」いいます。
それではどんな人が皮肉屋になってしまうのでしょうか。
皮肉屋の本質を知り、そんな人とはお近づきになりたくないものですね。
- 自分のことしか考えられずに、心に余裕がない人。
- 自己評価が低く、なんでもマイナス的に考えてしまう人。
- どんなことでも自分が中心にならないと気がすまない人。
- なんでも人のあら探しをしないと気がすまない人。
- とにかくプライドが高い人。
とにかく自分が物事の中心にならないと気がすまない。
なので他の人の成功を妬(ねた)み、あら探しをしてします。
考えれば、ちょっと寂しい人なのかもしれません。
でも社会人として組織で生きていく上では、このような人は避けていきたいものです。
由来
では皮+肉でできている「皮肉」という言葉はどこからきているのでしょうか。
その由来をみていくことにしましょう。
日本は古来、中国の文化、文明を手本にしてきました。
なので言葉の由来も中国から発していることが少なくありません。
じつはこの「皮肉」という言葉の由来も中国からきているんです。
日本でも有名な中国禅宗の達磨(だるま)大使の言葉。
「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」が由来なんです。
「皮肉骨髄」ってそのまま見てもなんのことを言っているのかわかりませんね。
「骨」「髄」は体の基本になる言葉ですから「本質」ということを表している言葉なんです。
そして「皮」「肉」は体の表面にあるものです。
ですので「皮肉」で「表面だけを見て本質を理解していない」ということを表しています。
ということで「皮肉骨髄」とは表面だけでなく本質を理解している。
そんな達磨大使の弟子を評価した言葉なんです。
達磨大使の言葉の「皮肉」だけが時間とともに日本に残り、相手を遠まわしに非難する言葉として残っていったんです。
類語
言葉はその言葉のことだけを理解することも意味があります。
でも、その言葉の類語を覚えることであなたの言葉の世界が広がります。
なので「皮肉」という言葉の類語をみていきましょう。
- 嫌味
- 辛辣(しんらつ)
- 言葉の揚げ足を取る
- あてこすり
- わざとらしい
- 風刺(ふうし)
類語も直接に避難せず、遠まわしに非難するという言葉になります。
日本は腹のさぐりあいをする言葉が多くあります。
なにごともストレートに言う欧米とは違う文化として発展してきた日本ならではですね。
まとめ
「皮肉」という言葉は、まったく違う2つの意味があります。
- 相手の欠点や弱いところを遠まわしに言い、非難すること。
- 期待していたこととは、まったく違った結果になってしまうこと。
ふだん皮肉というと、「遠まわしに非難する」と言う意味を使う方が多いようです。
皮肉を言う人は、ともかく他の人の成功を素直に認められないわがままな人が多いようです。
ぞくに「皮肉屋」なんて言います。
社会人として組織の中で活動していくには、ちょとお近づきになりたくない性格の人ですね。
こんな「皮肉屋」の人のいうことは、すらりと聞き流し気にしないようにしましょう。
気にしすぎると、知らず知らずのうちにあなたが「皮肉屋」になってしまいますよ。
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