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ライバルから「君には一目置いてるよ。」
なんていわれたら、どう思いますか。
この「一目置く」と言う言葉は、どんな意味の言葉なんでしょうか。
ほめ言葉なんでしょうか、それともけなされているんでしょうか。
他の人から「一目置いてるよ」と言われ、喜んでいいのかどうなのか。
ということで今回は、この「一目置く」の意味。
そして、この言葉の語源や、使い方をみていきましょう。
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目次
一目置くの読み方と意味
それではまず、この言葉の読み方をみていきましょう。
相手があなたに「君には一目置いてるよ。」とメールがきても、読めないとどうしようもありません。
読み方
「一目置く」は「いちもくおく」と読みます。
なぜ、一目を、「いちもく」と読むのか。
それは、この言葉の語源のところで紹介しています。
なので、もう少し読んでくださいね。
意味
相手が自分より優れていることを認め敬意を払うこと
ということは、相手からこの言葉を言われたとしたら、ものすごく、喜んでいいことになりますね!
だって、相手があなたに敬意を払っているんですから!
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語源
それではつぎに、「一目置く」の語源をみていきましょう。
言葉の語源を知ることで、その言葉の歴史を知ることができます。
この言葉は、囲碁の作法が語源となっています。
一目置くの一目とは、囲碁の碁盤上の1つの目、もしくは碁石を1つ置くことを言います。
囲碁では、仲間同士などで対局するときには、黒石を弱い人。
そして、白石を強い人が打ちます。
なので、まずは黒石を持つ弱い人が、先に一目黒石を置いて対局をスタートします。
この囲碁の慣習から生まれた言葉なんです。
ちなみに、もっと相手が優れていることを表現したいなら、どう言えばいいのでしょうか。
相手のことを、ものすごく優れていると伝えたいのですから、こう言いましょう。
「あなたのことは、一目も二目も置いています。」
一目じゃなくて二目置かせてもらわないと、あなたには、とうてい勝てません。
ということを、強調して相手に伝えることができます。
類語
一目置くとは、相手に敬意を払うことです。
なので、この言葉の類語もそういう意味を持つ言葉になります。
- 兄事する
- 称賛する
- 尊敬する
- 畏敬の念
- 傾倒する
- 敬服する
日本では昔から、相手を敬う風習があります。
たとえ、勝負などで相手に負けても、相手の強さを称賛する心を持っています。
また、日本の武道は「礼に始まり礼に終わる」というように、勝負の結果よりもさることながら、相手のことを尊重するという心があります。
いや~、相手に敬意を払う日本の心って、いいものですね^^
一目置くの使い方と例文
ここまで、一目置くの読み方と意味。
そして、語源と類語をみてきました。
しかし、これらのことを知っても、実際に使い方をしらないと、言葉の意味がありません。
ということで、この言葉の使い方と例文をみていくことにしましょう。
使い方
この言葉の使い方は、相手に敬意を払う。
または、まわりから敬意を払われていることを表現する使い方をします。
「一目置く」
「一目置いている」
「一目置かれている」
こういった使い方は、相手を尊敬している、相手のパワーに圧倒される。
こんな時に使うようにしましょう。
それでは、このような使い方をした、例文を紹介します。
例文
- 彼女のダンステクニックは世界基準で、ダンスにかんしては一目置く存在だ。
- 彼女は、営業活動で、お客様とすぐに打ち解ける技術はすばらしく、その点では、彼女に一目置いている。
- 彼は、スポーツはからっきしダメだが、みんなをまとめる統率力は抜群で、クラスのみんなから一目置かれている。
この例文は、相手の価値を、負け惜しみをせずに認めること。
そのような例文になっています。
まとめ
一目置くの読み方と意味。
そして、語源、類語、使い方と例文をみてきました。
一目置くは「いちもくおく」と読みます。
そして、一目置くの意味は、「相手が自分より優れていることを認め敬意を払うこと」ということです。
この言葉の語源は、囲碁の弱い人が先に碁石を一目置くことからきています。
なので、「一目ぐらいじゃ勝てないよ、もう一目置かせてよ。」
と言うときの「一目も二目も置く」と言う言葉は、一目置くをさらに強調した言葉として使ってください。
さあ、あなたにとって、一目置く人は誰ですか。
その人を目標に、今日もがんばっていきましょう!
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