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「善は急げ」ということわざがあります。
「あ!そうだ!」とひらめきがあったり、良いアイディアを思いついたときなんか、ともかく行動したくなりませんか?
でも、ひらめきや良いアイディアを思いついたらすぐ行動するのが「善は急げ」なんでしょうか。
いったいどういうことが急ぐべき善なんだよと、このことわざは言っているんでしょうか。
ということで今回は「善は急げ」ということわざの意味とその類語を紹介します。
さらに反対の意味のことわざがどんなことわざなのかもみていきましょう。
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目次
善は急げの意味
まずはこのことわざの意味からみていくことにしましょう。
良いと思ったら、後回しにせずにためらわずに即行動すべきだという意味です。
チャンスを逃がさないで即行動するべきということなんです。
たしかにそうなんですが、「これだと別にことわざにしなくってもいいんじゃない。」と思ったあなた!
そう思ったあなたのために、ちょっとした豆知識をお伝えしましょう。
じつは「善は急げ」にはこのあと続く言葉があるんです。
それは「悪は延べよ」という言葉なんです。
なので「善は急げ 悪は延べよ」というのがこのことわざの全文になるんです。
ただこの全文を使っているうちに短くなってきて「善は急げ」だけになってしまったんです。
それではこの全文の意味をみてみることにしましょう。
良いと思ったら、後回しにせずにためらわずに即行動すべきだ。
そして悪いことは後回しにして行動しないでおけば、行動する必要がなくなるかもしれない。
どうですか。
全文を見てみると、なんかことわざらしくなったと思いませんか。
チャンスの神様には前髪しかないなんていいますよね。
これはギリシャ神話に登場する「カイロス」という前髪しかない神様がモデルだと言われています。
ギリシャ神話にだってチャンスだと思ったら行動しないといけませんよというモデルになった神様がいるんです。
「善は急げ!チャンスはすぐに捕まえないと後から捕まえようとしても頭の後ろにつかむ髪の毛はないんだよ!」
日本でもギリシャでも「善は急げ」は大切なのかもしれませんね。
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使い方を例文で紹介
せっかくことわざの意味がわかっても実際に日常会話で使えないと、宝の持ち腐れになってしまいます。
ですから例文を紹介して、このことわざの使い方をみていくことにしましょう。
- 健康に良い情報を知ったなら、忘れないうちにすぐに行動したほうがいい。後からやろうなんて遅いよ。善は急げというからね。
- 会議の途中でひらめいたアイディアは忘れないうちにすぐに実践してみよう。善は急げというからね。
- ダイエットしたいと思ったら、明日からじゃなくて今すぐに始めないとまた後回しになっちゃうよ。善は急げだよ!
- 興味を持ったことはすぐに調べてみよう!善は急げだよ!
社会人として「行動しながら考えろ!」という言葉があります。
まずは行動しないと始まりません。即行動しないと行動しないことを正当化するために人はいろんな理由を思いついちゃいますから。
すべて理解してから、結果がでるのがわかってから行動しようなんて思ってると、一生行動なんてしませんよ!
類語
「チャンスをつかもう!」的な意味の「善は急げ」ですから、きっと類語もあるはずです。
前向きな言葉って人は大好きですから。
何かをしようと思いついたら、その思った日が吉日だからすぐに行動しようという意味。
「こうきいっすべからず」と読みます。
チャンスは逃がしてはいけない。チャンスがきたら即行動しようという意味。
「うまいものはよいにくえ」と読みます。
良いことチャンスと思ったことは、即行動したほうがいいということ。
美味しいものでも時間がたつと味が落ちてしまうから、夜(宵)のうちに食べてしまいなさいというのを例えにした言葉。
もっとかっこいい座右の銘になりそうなことわざも、さがせばきっとあります。
善は急げですよ!検索、検索!
反対の意味のことわざ
いままで「善は急げ」の意味と使い方、類語をみてきました。
ではこのことわざと反対の意味のことわざって何があるんでしょうか。
この世はすべて陰と陽、光と影でできています。
反対の意味のことわざも紹介しましょう。
「せいてはことをしそんじる」と読みます。
あせって行動すると冷静沈着になれないから、物事は落ち着いて行動しなさいと言う意味。
「まてばかいろのひよりあり」と読みます。
今が悪い状態でも待っていればきっとチャンスはやってくるという意味。
悪い状態のときにはチャンスがくるのを待つべきだということで、ちょっと気長すぎるかなといったことわざです。
これは「騒ぐ烏(からす)も団子一つ 騒がぬ烏(からす)も団子一つ」というのが全文。
騒いでも騒がなくても、目の前の団子は一つなんだから、人生どうしようとそんなに結果が変わるものではないという意味。
これは人生なんてとあきらめるんじゃなくて、ある程度行ったらあきらめることも次のステップにいくのに大切なことという意味です。
善は急げが正解か、反対の意味のことわざが正解か。
それを決めるのはあなた自身です。
私はどちらかというと「善は急げ」と「石橋を叩いて渡る」を組み合わせたタイプですね。
急ぐ時と急がない時を自分で判断し、行動すると決めたら即行動するタイプなんです。
あなたはどんなことわざのタイプなんでしょうか。
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まとめ
今回は「善は急げ」ということわざの意味と類語。
そして反対の意味のことわざについて紹介しました。
このことわざの意味は良いと思ったら即行動したほうがいいということでした。
人生訓として「挑戦して失敗するより、挑戦しなかったことのほうが後悔する」なんてよく聞いたりします。
でも「挑戦しなかったことを後悔」したら後悔したと同時に挑戦し直すなんていうのも有りなんじゃないでしょうか。
人生挑戦するのに、遅いなんてことはありません。
そして挑戦するのに「善は急げ」か「急いては事を仕損じる」かどちらを選ぶかは、あなた次第です。
あなたの人生なんですから。
私は「善は急げ」+「石橋を叩いて渡る」の混合で行動します。
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