蛙の子は蛙とは悪い意味なの?同じ意味と逆の意味のことわざは?例文も紹介

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蛙の子は蛙ということわざがあります。


さて、ここであなたにクイズです。


「いや~、さすがに社長の息子さんは優秀ですね!蛙の子は蛙なんですね。」


このことわざの使い方は正しいのか、それとも間違っているのでしょうか?


カエル

ということで今回は、この「蛙の子は蛙」ということわざは悪い意味なのか良い意味なのか。


さらにこのことわざと逆の意味同じ意味のことわざをみていきましょう。


そのうえ、あなたが日常で使えるように例文も紹介しますね^^


あ!そうでした!
クイズの正解はこの記事を読んでいただければ、すぐにわかりますよ^^

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目次

蛙の子は蛙の意味

まずはこのことわざが悪い意味で使うのか。

それとも良い意味で使うのかをはっきりさせるために、ことわざの意味をみていきましょう。

蛙の子は蛙の意味

子供のころはなにか才能があるように思えても、成長して大人になれば結局親に似てしまう。
子供の才能や性質は親に似てしまうものだから、凡人の子供は大人になっても凡人にしかならないということなんです。


蛙の子供は蛙ではなく、おたまじゃくしです。



おたまじゃくしと蛙は親子ですが、姿は全く違います。
おたまじゃくしを初めて見たときは、とても蛙になるなんて思えません。


それほど蛙の子供のおたまじゃくしと親である蛙は、まったく見た目が違います。


でもおたまじゃくしは成長すると結局親と同じ蛙になります。


たとえば、親は子供が絵をちょっと上手に描くと「この子は天才だ!将来は美術大学に行かせないと!」と喜んだりします。


でも子供が成長していくとだんだん絵の才能がないことに気づいていくんです。
そして親は「やっぱり俺の子だな。絵の才能はなかったな。」とがっかりするわけなんですね。


このことから親が凡人ならばその子供も凡人と言う意味で使われることわざなんです。


なのでこのことわざは良い意味で使うことはなく自分や子供を卑下したり、他の人を悪く評するときに使うことわざなんです。


あなたに最初に出したクイズは社長の子供を優秀だとほめています。
ということでクイズの答えは「間違った使い方」が正解です^^

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同じ意味のことわざを紹介

それでは蛙の子は蛙と同じ意味のことわざをみていくことにしましょう。


身内や自分のことをほめるよりちょっと卑下するのが日本の特徴です。
良い意味で言うと「おくゆかしい」ということになりますが、身内や自分のことを卑下するなんて、欧米人には理解しがたいようです。


なので同じ意味のことわざも、ちゃんとあるんですよ。

瓜の蔓に茄子はならぬ

瓜の蔓に茄子はならぬは「うりのつるになすびはならぬ」と読みます。


瓜の蔓には瓜しかならないし、ましてやなすびなんて絶対にならない。

ということから、凡人の親からは凡人の子供しか生まれないという意味のことわざです。


狐の子は面白

狐の子は面白は「きつねのこはつらじろ」と読みます。

狐の子は親狐に似ています。
なので子供は親に似るという意味になります。


ちなみに「面白(つやじろ)」とは顔の色が白いことを意味します。
狐は口から首にかけて白色になっていますよね。


このことわざは卑下するというより「まあ!お父さんにそっくりね!」のように似ているという意味になります。


燕雀鳳を生まず

燕雀鳳を生まずは「えんじゃくほうをうまず」と読みます。

燕とはツバメのことで、雀とはスズメのことを意味します。
さらに鳳とは鳳凰(ほうおう)のことで、鳳凰とは中国の伝説上の霊鳥でりっぱな天子が治める世の中にだけ姿をあらわす縁起のいい鳥です。


ツバメやスズメが伝説の霊長の鳳凰を生むことはありえない。
そこから凡人の親からは非凡な子供は生まれないという意味になります。


このほかにもいろいろと同じ意味のことわざがあるんですよ。

「おくゆかしい」日本ならではのことわざですね^^

逆の意味のことわざを紹介

同じ意味のことわざをみてきたところで、次は逆の意味のことわざもみてみましょう。

鳶が鷹を生む

鳶が鷹を生むは「とびがたかをうむ」と読みます。

鳶と鷹は姿形や大きさが似てはいますが、まったく違う鳥です。
この場合は鳶を平凡代表とし、鷹をすぐれたもの代表にしてことわざにしたものです。


平凡な親からすぐれてた子供が生まれるという意味になります。


鳶が孔雀を生む

鳶が孔雀を生むは「とびがくじゃくをうむ」と読みます。

鳶は孔雀のような色彩豊かなきれいな羽を持っていません。
なので、平凡な親から、すぐれてた子供が生まれるという意味になります。


蛙の子は蛙とは逆の意味のこれらのことわざ。

これは自慢するときに使ういうより、自分の子供のことをほめたいがために親が自分のことを卑下して使う。

または、他の人が知人の子供のことをほめるときにちょっとちゃかして、おもしろおかしく使うことが多いことわざなんです。

蛙の子は蛙の使い方の例文

せっかく蛙の子は蛙ということわざの意味。
そして同じ意味と逆の意味のことわざをみてきたんですから、日常で使えるように例文も紹介しますね。

蛙の子は蛙を使った例文

  • 息子に会社を引き継ごうと思うんですが、息子には蛙の子は蛙なんだから努力をおこたるなよといいきかせています。
  • 蛙の子は蛙なんだから、がんばっても起業家にはなれないよ。
  • 蛙の子は蛙だなんていって、はじめからあきらめたら絶対に成功しないよ。
  • 蛙の子は蛙なんだから、夢ばかり見てないでまじめに働きなさい。


蛙の子は蛙なんて逃げてばかりの友達には、喝!を言ってあげてくださいね^^

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まとめ

今回は「蛙の子は蛙」の意味。

そして同じ意味と逆の意味のことわざも紹介してきました。


「蛙の子は蛙」ということわざは、凡人の子供は大人になっても凡人にしかならないという意味になります。


なんか人生を変に達観しているというか、あきらめぎみというか、ちょっと悲しくなることわざですね。

蛙の王様


あなたの人生の可能性の限界を決めてしまうのはあなた自身です!

あなたの人生の可能性は無限大です!

蛙だってがんばれば「井の中の蛙大海を知らず」から脱出できるはずなんです。
いや!絶対に脱出できます。


おたまじゃくしが龍になりたいと思ってもいいんです。

奇跡は起こるから奇跡という言葉が存在するんです。


ホップ・スッテプ・ジャンプの蛙飛びで飛躍しちゃいましょう^^

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