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海老で鯛を釣るということわざがあります。
海釣りで鯛を釣るときには、海老じゃなくても、カタクチイワシやキビナゴ等のイワシ類でも大丈夫です。
エサは、高価な海老でなくてもいいんですよ^^
いやいやそうじゃなくって(ひとりつっこみ^^)
ことわざとしての、「海老で鯛を釣る」でした。
今回は、「海老で鯛を釣る」とはどんな意味なのか。
そして、類似語や反対語とともに、「海老で鯛を釣る」を使った例文もみていきましょう。
ところで、鯛は平安時代には宮中に献上されていました。
そして、江戸時代の包丁里山海見立角力(ほうちょうりさんかいみたてすもう)という海の魚の人気ランキングでは、鯛が人気ナンバーワンなんですよ!
高級魚なので鯛を「大位」なんて書いたりしていたくらい、あこがれの魚だったんです。
海老だって昔は今よりは高級水産物だったんですよ。
その海老を鯛釣りのエサにするなんて、なんでなんだ?
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いやいや、興奮してすいません^^
ことわざでしたよね。
それでは、みていきましょう。
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目次
海老で鯛を釣るの意味
このことわざの意味は、こうです。
ちょっとした労力、少しの元手で、大きな成功や大きな利益を得ること
小さな海老で大きな鯛を釣る。
海老の小ささを、少ない労力や少ない元手にたとえ、縁起の良い鯛、大きな鯛、人気のある鯛を大きな利益にたとえているんです。
ともに昔は高価な水産物だったといっても、鯛に比べれば、ふつうの海老は安価でした。
鯛より安価な海老で、高価な鯛を釣る。
これもまた、少ない手元で、大きな利益を得るたとえの、語源になっているんです。
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海老で鯛を釣るの類似語
それでは、このことわざの類似語を紹介します。
宝くじ一枚買ったら、一等も前後賞も当たるというような、類似語です^^
- 一攫千金・・・・・一回で簡単に、大きな利益を得ること
- 濡れ手で粟・・・・ほとんどなにもしてないのに、大きな利益を得ること
- 一粒万倍・・・・・ちょっとしたものが、大きく成長すること
- 麦飯で鯉を釣る・・少ない元手で、大きな利益を得ること
さがせば、もっとたくさんありますよ。
いつの世も、楽をしてでっかく儲けたいというのは、みんなの夢なんでしょうね。
海老で鯛を釣るの反対語
楽して儲けたいのは、みんなの夢ですが、人生そうは問屋がおろしません。
ということで、反対語もみていきましょう。
- 牛刀をもって鶏を割く・・・小さなことをするのに、手間がかかる大掛かりなことをすること
- 大器小用・・・・・・有能な者につまらない仕事をさせること
- 痩せ虱(しらみ)を槍で剥(は)ぐ・・・ちょっとしたことを、大げさにふるまうこと
- 大根を正宗で切る・・・有能な者につまらない仕事をさせること
楽して儲けようばかり考えていると、あっとゆうまに時間だけすぎちゃいますよ。
ご用心を^^
海老で鯛を釣るを使った例文
たま~には、息抜きで、楽したいなんて考えても罰は当たりませんよね。
それでは、このことわざを使った例文をみてみましょう。
- 宝くじを一枚だけ購入したら、一等が当たった!まさに、海老で鯛を釣るだ!
- 昔話のわらしべ長者は、わらを最後には、家と畑にしてしまった。
海老で鯛を釣るとはこのことだね。 - バレンタインのお返しに、ブランドバックをプレゼントしてもらった。
海老で鯛を釣ったようだね^^
ちょっとしたもので、大きく儲けるって、なんだかすてきに思えてきました。
いやいや、いかん。
楽することばかりかんがえていると、しっぺがえしがきっときます。
まとめ
海老で鯛を釣るの意味は、ちょっとした労力、少しの元手で、大きな成功や大きな利益を得ることです。
類似語には、一攫千金や一粒万倍などがあります。
人生、たまには、海老で鯛を釣る経験をしたいという欲にかられることもあります。
人間ですから^^
でもきっと、海老で鯛を釣る経験をする人はこういうことではないでしょうか。
神様が、そんなにがんばると体をこわすよと、休息させるために海老で鯛を釣る経験をプレゼントしてくれた。
そんな、神様からの奇跡をプレゼントしてもらえるように、がんばりましょう。
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