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「犬も歩けば棒に当たる」ということわざがあります。
有名な、ことわざで、いろはカルタにもあるので、聞いたことがあると思います。
犬が歩いていたら、棒にあたっちゃた。
想像すれば、簡単にイメージできるこの風景。
たとえば、歩きスマホをしていて、目の前の電柱に気がつかずに、当たってしまった。
目から火がでちゃうくらい、痛いでしょうね。
犬だって棒に当たれば、痛いにきまってます。
想像すれば、なんか悪い意味でつかうことわざのような・・・。
ところが、驚きです!
このことわざには、意味が2つあるんです。
ということで今回は、有名なことわざなのに、あんがい2つの意味があるのが知られていない、
「犬も歩けば棒に当たる」の意味についてみていきましょう。
さらに、このことわざの由来や例文、そして、類似語も紹介しています。
では、まいりましょう^^
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目次
犬も歩けば棒に当たるの意味
「犬も歩けば棒に当たる」の意味なんですが、全く反対の2つの意味があるんです。
それでは、みてみましょう。
- ひとつ目は、何か行動しようとすれば、考えもしなかった災難にあうこともある、と言う意味。
- 2つ目は、外を出歩いていれば、思いがけずに幸運に出会うことがある、という意味。
不幸にあうという意味と、幸運に出会えるという意味。
そんな、まったく正反対の意味があるなんて驚きです^^
ひとつ目の意味なら、犬は災難に会うので、きっと棒でたたかれたんでしょうね。
じつは、昔はこのひとつ目の意味で使われていたんです。
それが、近年になると、2つ目の意味である、幸運に出会えるという意味も加わってきたんです。
2つ目の意味なら、犬は幸運に出会えるので、棒は、骨型をしたペットフードの犬のおやつかもしれませんね^^
私の営業マンとしてのモットーは「やってみなくちゃわからない。」です。
なので、2つ目の、出歩いていたら幸運に出会える、という意味の方がウエルカムです^^
自己啓発などで、ポジティブシンキングがはやってますよね。
それで、おなじ当たるんなら、幸運に当たるほうがいいよ!ってなったのかもしれません。
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犬も歩けば棒に当たるの由来
「犬も歩けば棒に当たる」のことわざができたのは、江戸時代だと言われています。
江戸時代には、今のように、犬をくさりで繋いでおくという習慣がありませんでした。
なので、野犬が普通にいた時代なんです。
今では野犬なんて、ほとんど見なくなりましたが、私が子供のころは、野犬なんて普通にいましたよ。
野犬に、かまれたこともありました。
え~っと。
話をもどしましょう^^
江戸時代には野犬が普通にいまし、犬を食べる習慣もありましたから、犬も食料として棒でたたかれて、食べられちゃったんでしょうね。
それに、野犬ですから、子供にいたずらをしたり、人の食べ物を横取りしようとして、棒でたたかれることもあったでしょうね。
そんな犬にとって、災難続きの江戸時代だからこそ、誕生した言葉なんです。
今の愛犬家が聞いたら、怒り心頭ですね、きっと。
例文
それでは、「犬も歩けば棒に当たる」を使った例文をみてみましょう。
例文と言っても、このことわざには2つの意味がありますから、わけてみてみましょう。
まずは、何か行動しようとすれば、考えもしなかった災難にあうと言う意味の例文です。
- 久しぶりに、映画でもみようと出かけたのに、休館日なんて、
まさに犬も歩けば棒に当たるだね。 - 抽選で、プロ野球の観戦チケットが当たったので、喜んで観戦にいったら、
前日の日付のチケットだった。これぞ、犬も歩けば棒に当たるだ。 - ひさしぶりで休みが取れたので、親子で海水浴にいったのに、大雨になってしまった。
まさに、犬も歩けば棒に当たるだ。
それではつぎは、外を出歩いていれば、思いがけずに幸運に出会うという意味の例文です。
- 久しぶりに、映画でもみようと出かけたら、1万人目の来館者ということで、
映画のチケットも無料になったし、記念品までもらっちゃった!まさに犬も歩けば棒に当たるだね。 - 抽選で、プロ野球の観戦チケットが当たったので、喜んで観戦にいったら、
隣で観戦していた女性と仲良くなり、結婚してしまった!これぞ、犬も歩けば棒に当たるだ。 - ひさしぶりで休みが取れたので、親子で海水浴にいったら、親子でファンの芸能人に出会えたよ!
まさに、犬も歩けば棒に当たるだ。
どうですか。
災難と幸運に出会う「犬も歩けば棒に当たる」。
例文も、わざと場面を、同じ場面にしてみました。
あなたは、どちらの「犬も歩けば棒に当たる」がいいですか。
類似語
ここでは、「犬も歩けば棒に当たる」の類似語をみていきましょう。
ここでも、2つの意味の「犬も歩けば棒に当たる」について、類似語をみていきましょう。
まずは、何か行動しようとすれば、考えもしなかった災難にあうと言う意味の類似語です。
- 藪をつついて蛇を出す
- たまに出る子は風に遭う
- 歩く足には泥がつく
どのことわざも、せっかく行動したのに、災難にあってしまうことわざです。
それではつぎは、外を出歩いていれば、思いがけずに幸運に出会うという意味の類似語です。
- けがの功名
- 流れに掉さす
- 思い立ったが吉日
どのことわざも、行動したことで、、幸運にあってしまうことわざです。
日本にはことわざは、たくさんありますから、災難に会いたいあなたも(武将の山中鹿介のように、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」なんて人は、めったにいないと思いますが)、幸運に会いたいあなたも、
ことわざを、さがしてみませんか。
まとめ
「犬も歩けば棒に当たる」。
このことわざは、本当に有名なことわざです。
でも、このことわざの意味に、アンラッキーな意味とラッキーな意味の2つの意味があったなんて、驚きです。
災難と幸運は紙一重、なんて言いますが、まさにこの2つの意味は、考え方しだいで、
アンラッキーとラッキーがひっくり返る良いお手本となる、ことわざですね。
よく、考えるだけで行動しないのは、何もしないのと同じと言います。
幸運か災難かは、考え方で、どうにでもなることもあります。
災難があっても、その棒をくぐりぬければ、その後には、明るい未来があると信じていきましょう。
犬もいまや日本では、お父さんより、いい食事をしている犬もたくさんいますから^^
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