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あるとき、テレビをなんとなく見ていたら、「オノマトペ」のことを放送していました。
そのときの私の正直な感想は、「オノマトペ?なんのこと?」ということでした。
今まで、オノマトペという言葉を聞いたことがありませんでした。
ということで今回は、オノマトペの意味と語源。
そして、この言葉の英語と日本語での表現を一覧で紹介します。
ところで、なんのことかわからないわからない私は、さっそくパソコンの電源を入れて、「オノマトペ」を検索しました。!
そうして、この言葉の意味を知った私は「へ~、そういうことなんだ。」と思ったと同時にこう思いました。
「なんでわざわざ、こんなカタカナ語を使うんだ?日本語で言えばいいのに。」と。
まあ、外来語を日本語として使うのは日本人の得意技ですから^^
知らない外来語は、はやめに知っておかないと、営業マンとして、いつなんどき会話ででてくるかもしれません。
あなたも、この不思議な外来語のことを知って、プチ自慢しませんか^^
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目次
オノマトペ意味
それではさっそく、オノマトペの意味をみていくことにしましょう。
聞いただけでは、なんのことかさっぱりわからない、この言葉の意味とは!
オノマトペとは、擬音語や擬態語のことです。
擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のことです。
たとえば、生き物の鳴き声を「ワンワン」「モー」「コケッコッコー」などと文字にしたもの。
そして、雨の音を「ザーザー」「シトシト」などと文字にして表現したものです。
擬態語とは心で思っていることや状態など、実際は音のしないことを、文字にした言葉のことです。
たとえば、心で思っている「ニヤニヤ」「ワクワク」。
星が輝くことを表す「キラキラ」。
そして、なめらかなことを表現する「スベスベ」などです。
いろんな物の音や生き物の鳴き声。
そして、心の状態や、実際には音のしないことを文字であらわす。
そんないろんなことを、音として言葉で表現することにより、その状態などがイメージしやすくなるんです。
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オノマトペ語源
それではつぎに、この言葉の語源をみていくことにしましょう。
この言葉の語源は、古代ギリシャ語の「オノマトポイーア」という言葉なんです。
アルファベットで書くと「onomatopoiia」となります。
onomatopoiiaとは、名前を意味する「onoma」と作ることを意味する「poiein」が合わさりできた言葉です。
その合わさった言葉「オノマトポイーア」とは、言葉を作るという意味になるんです。
この古代ギリシャ語から、英語の「onomatopoeia(オノマトピア)」やフランス語の「onomatopee(オノマトペ)」となったんです。
古代ギリシャ語が語源とはいえ、今の日本でつかっているオノマトペはフランス語の表現をそのまま使っているんです。
オノマトペの一覧
いままで、この聞いただけではなんのことかわからない「オノマトペ」という言葉の意味や語源をみてきました。
せっかくですから、オノマトペの英語と日本語を一覧にしてみていきましょう。
オノマトペの英語一覧
それでは、英語のオノマトペをみていきましょう。
英単語 | 日本語での言い方 | 意味 |
amble(アンブル) | ぶらぶら | のんびりと歩いているようす |
baggy(バギー) | ぶかぶか | 洋服が大きすぎること |
cheep(チープ) | ピヨピヨ | ひよこの鳴き声 |
chuckle(チャックル) | くすくす | 小さく笑う声 |
crow(クロー) | コケッコッコー | 鶏の鳴き声 |
dillydally(ディリーダリー) | だらだら | 動作が緩慢なしぐさ |
disgusted(ディスガスティッド) | むかむか | 怒っている感情 |
flutter(フラター) | ひらひら | 蝶が舞うようす |
lumber(ランバー) | のしのし | 堂々と歩くようす |
murmur(マーマー) | さらさら | 川の流れるようす |
英語でのオノマトペは、どうも私にはピンときませんね^^
あ!このピンもオノマトペです(笑
オノマトペの日本語一覧
それではつぎに、日本語のオノマトペをみてみましょう。
オノマトペ | 意味 |
ワンワン | 犬の鳴き声 |
ニャーニャー | 猫の鳴き声 |
コケッコッコー | 鶏の鳴き声 |
ガオー | ライオンのほえる声 |
ホーホケキョ | ウグイスの鳴き声 |
いらいら | 怒っている心のようす |
うきうき | 楽しい心のようす |
うとうと | 居眠りしているようす |
きらきら | 輝いているようす |
いきいき | 心がおどっているようす |
日本語は、世界の中でもオノマトペの多い国です。
というのも、欧米ではうるさいと感じる、秋の虫の声や、自然の音を、日本人は情緒ある音として感じることができるんです。
心の状態や自然の状態などを、いろんな種類の言葉として表現する日本。
「笑う」ということひとつとっても、そのオノマトペは20種類以上あります。
いかに日本がオノマトペの多い国であるかの一例です。
この世のいろんなオノマトペを、心で聞ける日本人って、いいですね^^
まとめ
オノマトペという言葉の意味は、擬音語や擬態語のことを意味する言葉です。
擬音語とは、物や生き物が発する音や声を、文字にした言葉のこと。
そして、擬態語とは、心で思っていることや状態など、実際は音のしないことを、文字にした言葉のことです。
この言葉の語源は、古代ギリシャ語の「オノマトポイーア」から来ています。
日本語のオノマトペはフランス語の日本語読みです。
オノマトペは世界中にあります。
それは、人間が自然の状態や心の状態、そして音を他の人に伝えるのに必要だからではないでしょうか。
あなただけのオノマトペを作って、あなただけのオノマトペで文章を書くのも楽しいかもしれませんよ^^
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