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「不遜」という言葉があります。
ふだんスマホやパソコンでメールしていても、あまり使わない言葉。
でも社会人として知っておいた方がいい言葉です。
あなたが社会人として「あなたは不遜な態度をとりますね。」
と言われどんな意味で言われているのか知らないと、とんでもない失敗をすることになります。
しかし、意味を検索するには、まず読み方をしらないとどうしようもありません。
ということで今回は不遜の読み方とその意味。
そして不遜の類語と不遜を使った四字熟語。
さらに社会人として絶対にしてはいけない、不遜な態度とはどんな態度なのかもみていくことにしましょう。
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目次
不遜の読み方と意味
いまはいろんなことをスマホやパソコンで簡単に検索することができます。
言葉の読み方がわからなくてもコピー&ペーストという手法もあります。
でもせっかく言葉の意味などを検索するなら、読み方を知っていたほうがあとあとあなたの役に立つというものです。
読み方
「不遜」は「ふそん」と読みます。
読み方をしることで、その言葉の意味を簡単に検索することができますね。
意味
読み方がわかったところで、「不遜」の意味をみていくことにしましょう。
- 相手に対してへりくだる気持ちが無く、思い上がっているさま。
- おごりたかぶった身の程知らずな態度。
たとえば社会人になって最初の仕事がうまくいったとき。
そんなとき自分の実力以上のラッキーが働いたことを知らずに、こんなことを思ったりしていませんか?
「仕事なんて簡単だね!」
「もしかして私って仕事の天才!?」
人は自分の実力以上のことができたとき、自分の実力を誤解してしまいます。
そんなとき思わず、相手に対して思いやりの心がなくなり思い上がってしまうことがあります。
その心のおごりたかぶりがあなたを「不遜」にしてしまいます。
ご用心ご用心!
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類語
「不遜」の読み方と意味がわかったところで、類語をみていくことにしましょう。
ひとつの言葉の意味を知るだけではなく、その言葉の類語を知ることであなたの会話の幅が増えていきます。
- 生意気(なまいき)・・・自分の地位や能力を考えず、差し出がましい言動をすること。
- 高飛車(たかびしゃ)・・・高圧的に相手を自分の思うように押さえつけること。
- 横柄(おうへい)・・・ものすごくいばっていること。
- 増上慢(ぞうじょうまん)・・・自分の実力を過信して思い上がっていること。
- 上から目線・・・自分が他の人より偉いと思い、そんな言動をすること。
- 高慢(こうまん)・・・うぬぼれていること。
- 人を食ったような・・・他の人を小ばかにする言動。
- 傍若無人(ぼうじゃくぶじん)・・・自分勝手で遠慮ないげんどう。
これらの類語の意味をあなたのものすることで、あなたの言動の自制に役だててくださいね。
対義語
それではつぎに不遜の対義語をみてみましょう。
- 謙遜(けんそん)・・・ひかえめな態度
- 謙虚(けんきょ)・・・自分を抑え相手の意見を受け入れること。
- 卑下(ひげ)・・・自分を他の人より劣ったものとして、へりくだること
- 謙譲(けんじょう)・・・へりくだったることにより、相手を自分より高めること。
日本には謙虚(けんきょ)な言動が美徳とされる歴史があります。
ですのでその謙虚の対する言葉も多くあるんです。
「不遜」を使う四字熟語
「不遜」の読み方と意味。
そして類語や対義語を紹介してきました。
つぎに「不遜」を使った四字熟語を紹介します。
四字熟語を知ることで、さらにこの言葉の意味を深く掘り下げていきましょう。
「不遜」を使う四字熟語
おごりたかぶり、思い上がり、人を上から見下すこと。
「傲岸」の「傲」は「おごる」と読みます。
意味は自分勝手なふるまいをすること。
なので「傲岸」は「岸」という切り立った崖(がけ)に立ち、自分勝手なふるまいをして思い上がること。
さらに「不遜」はおごりたかぶった身の程知らずなこと。
「傲岸」+「不遜」でとてつもなく思い上がっていることを表現しています。
おごりたかぶって、他の人にへりくだることを知らないこと。
「尊大」はおごり高ぶっていることを意味します。
なので「尊大」+「不遜」でとてつもなく思い上がって、へりくだることを忘れていることを表現しています。
不遜な態度とは
それでは社会人として行ってはいけない「不遜な態度」とは、どんな言動のことをいうのでしょうか。
相手のことを考えることをせず、自分のことしか考えない。
さらに宇宙は自分を中心に回っているというような思いで、他の人にへりくだることを知らず、常に上から目線の言動しかしない態度。
あなたのまわりに、こんな人はいませんか?
もしいるようでしたら、その人のおかげでまわりがどんな雰囲気になっているか思い出してください。
「不遜な態度」は社会人としてとるべき態度ではありません。
自分の意識を高く持つことはいいことです。
ただし、自分のことしか考えなくなって周りが見えなくなってはいけません。
そんなことをしていると、あなたのまわりには誰もいなくなってしまいます。
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まとめ
自分に自信を持つことは、とてもいいことです。
自信を持つことで実力以上の力を発揮することができます。
しかし「不遜」なことそして「不遜な態度」をとってはいけません。
- 相手に対してへりくだる気持ちが無く、思い上がっているさま。
- おごりたかぶった身の程知らずな態度。
相手のことを考えることをせず、自分のことしか考えない。
さらに宇宙は自分を中心に回っているというような思いで、他の人にへりくだることを知らず、常に上から目線の言動しかしない態度。
いくら実力があってもこんな人の周りには、力を貸してくれる人がいなくなってしまいます。
「不遜な態度」ばかりとっていては、あなたがいくら実力や才能があってもそれを活かすことができなくなってしまいます。
実力と才能という料理は、謙虚(けんきょ)というスパイスがあってこそ美味しくできあがるものではないでしょうか。
あなたはどう思われますか。
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