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足掻く
この漢字をみてすらすらと読める人は少ないかもしれません。
ふつうこの言葉は、ひらがなで書くことが多いですから。
今回はこの漢字で書くと読めない人が多い足掻く。
この言葉の読み方と意味。
そして足掻くともがくは似ているようでどう違う言葉なのか。
さらに類語もみていくことにしましょう。
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目次
足掻くの読み方と意味
まずは言葉は読めないと、その意味を想像することもできません。
足掻くとは「あがく」と読むんです。
読み方がわかると「なんだ。あがくね。」と途端に普段使っている言葉になってしまいます。
読み方がわからないときには「足の・・・」とか「掻くって何て読むんだ。」
とか悩んじゃいますよね。
それでは再スタートで「足掻く(あがく)」の読み方がわかったところで、この言葉の意味をみていきましょう。
足掻くの意味
それでは読み方がわかったところで、足掻く(あがく)の意味をみていくことにしましょう。
- 手足をじたばたと動かくこと。
- どうにかしようと必死に努力すること。
- ふざけて暴れまわること
ひとつの「足掻く」という言葉のなのにいろんな意味があるんです。
ただどの意味も、「手足をじたばたと動かしなんとかしようとする。」ということが根底にあるようです。
言葉の意味がわかっても実際に使えないと言葉とはいえません。
せっかくですからこの言葉を使った例文をみてみましょう。
言葉の使い方をみていくことで「足掻く」という言葉の意味がスッとあなたの頭の中に吸い込まていきます。
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足掻くの使い方
それでは実際に足掻くを使った例文をみていくことにしましょう。
- プールに落ちて、急いで水面に浮かび上がろうと足掻いてしまった。
- 泳げるようになるためには、まずは手足をバタバタさせて足掻いてみることだよ。
- 今まで受験勉強をしていないのに、直前になって足掻いてもどうしようもないよ。
- 子供たちが昼寝なんかしたくないと、ばたばたと足掻いているから大変なんだ。
使い方の例文をみても、ばたばたとしてなんとかしようとするということが目に浮かんできませんか。
ところで足掻くと似たような言葉に「もがく」があります。
ちょっと意味を想像すると、この2つの言葉ってなんだか似ていませんか。
それではこの「足掻く」と「もがく」はどう違うのかをみていくことにしましょう。
足掻くともがくの意味の違い
足掻くの意味はみてきましたから、もがくの意味をみてみましょう。
- 苦しんで、手足をばたばたと動かす。
- 今の状態から逃れてなんとか良い状態にしようとすること。
なんだか足掻くともがくの意味って似ているような気がしませんか。
じつは足掻くともがくは、ちょっとした状態の違いで使い分けることばなんです。
- どちらの言葉も精神的に追い込まれて、そこから逃れようとばたばたしているときに使う言葉です。
- どちらも苦しんで手足をばたばたと動かす様子のことをいいます。ただ「足掻く」と「もがく」では、「足掻く」の方が苦しみから逃れようとしている状態がより悪い状態のときに使います。
違いは「悪足掻き(わるあがき」」と使うように「足掻く」のほうが「もがく」よりやってもむだな行動や努力をするときに使います。
足掻くももがくも似たような意味なんですが、より状態が悪い時には足掻くを使うことが多いようです。
ですので足掻くともがくの使い分けは、主観的にまた客観的にみてそのときの状態がどのような状態なのかで使い分けます。
たとえばあなたが今の悪い状況から良い状況にしようと「もがいている」としましょう。
しかし客観的に他の人から見るとそれは「足掻いている」ようにみえるかもしれません。
「足掻く」か「もがく」かは心の持ちようで変わってくるものなんです。
他の人から「なに悪足掻きしてるの。無駄な努力だよ。」
と言われようと、あなたが「もがいてる」のならそれは「もがいている」んです。
足掻くの類語
足掻くって意味は日本語らしいはっきりとしないファジーな言葉ですね。
それではこの「足掻く」の類語もみてみましょう。
- もがく
- じたばたする
- 悪あがき
- 精進する
- 苦労する
- 無駄な抵抗をする
- 泥沼にはまる
どの類語もどう思われるか、どう思うかはあなたの心がけ次第で良い意味にも悪い意味にも使えます。
じたばたしたって悪あがきしたって、その後どうなるかはあなた次第ですから。
まとめ
「足掻く」は「あがく」と読みます。
そしてその意味はこうなります。
- 手足をじたばたと動かくこと。
- どうにかしようと必死に努力すること。
- ふざけて暴れまわること
足掻くと似た意味の言葉に「もがく」があります。
この2つの言葉の意味は似たような意味ですが、「もがく」より「足掻く」のほうが「悪あがき」のように悪い意味で使われます。
極端に言うと「足掻く」のほうが「もがく」より絶望的な意味で使われることが多いです。
でもどちらの言葉も、あなたが今の状態から逃れようと頑張っていることに違いはありません。
他の人が外から見て「足掻いている」か「もがいている」のどちらに感じるかは、他の人にまかせましょう。
「足掻く」か「もがく」かそんなことは努力しているあなたには関係ありません。
ぜひあなたが努力するときには「足掻いて」そして「もがいて」ください。
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