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あなたは「あの友人は気の置けない友人だ」なんて言葉を聞いたことがありますか。
この会話の気の置けないとはどんな意味なんでしょうか。
今回は「気の置けない」という間違えやすい言葉の意味について見ていきましょう。
さらに、あなたがこの言葉を使いやすいように類語と例文も紹介します。
じつは「気の置けない」と言う言葉を誤用している人は、約半数もいるんです。
「気の置けない」という言葉の意味を間違って使うと、人間関係が変わってしまうかもしれませんよ^^
それでは、あなたはこの言葉を正しく使っているかどうか。
この言葉の正しい意味からみていくことにしましょう。
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目次
気の置けないの意味
この気の置けないと言う言葉は、あんがい間違った使われ方をしていることが多いんです。
この言葉の一部「置けない」を間違った意味で使ってしまうからなんです。
この「置けない」をという「置くこと」が可能か不可能かと考えると間違ってしまいます。
この場合の「置けない」は「自分からすすんで置く必要がない」⇒「置けない」となります。
ちょっとわかりづらいですか?
「〇〇しようとしなくても〇〇してしまう」という自発の意味で「置けない」を使っているんです。
自発は自分から進んで行うことです。
なので、『置こうとしてるけれども置けない』ではなく『みずからすすんで置かない』ということで「置けない」を使っているんです。
相手に気をつかう必要がない。
心から打ち解けている関係。
日本の言葉ってその文字だけを見て使ってしまうと間違った意味で使ってしまうこともあります。
この「気の置けない」はそんな言葉のひとつなんです。
ここまで読んでも「気の置けない」の意味がしっくりとこないあなたのために、もうちょっと掘り下げてみましょう。
「気を置く」ということは「気をつかおうとしなくても、自然と使ってしまう」ということなんです。
なので逆に「気が置けない」ということは「気をつかおうとしなくても、自然と気をつかってしまうことがない」というなんです。
日本後の言葉って奥が深い言葉なんですね^^
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類語
それではつぎに、似たような意味を持つ類語をみてみましょう。
- 信用できる
- 気が許せる
- 気が置けない
- 信頼できる
- 気安い
- 気兼ねなく
- 肩のこらない
- 胸襟(きょうきん)を開く
日本は話さなくても心でわかりあう、という文化があります。
なので、心の関係する言葉って、あんがい多いんでよ^^
気の置けないの例文
それでは、正しい意味で使っている例文を紹介します。
- 彼とは幼稚園からの友だとで、気の置けない数少ない友人だ
- 彼とは、気の置けない話ができていつも長話してしまう。
- 彼とは知りあってまだ浅いが、昔からの友人のように気の置けない関係だ
- あの取引先の社長とは気の置けない話ができて、良い関係を保っている。
- 出張先のあのビジネスホテルは、気の置けない楽しいビジネスホテルだ。
この例文は、「気の置けない」を気の使うの意味で誤用してはいませんので、ご注意を^^
気が置けないとはどう違うのか
いままで「気の置けない」の言葉をみてきましたが「気が置けない」と使っている人も多いはずです。
それでは、「気の置けない」と「気が置けない」はどう違うのでしょうか。
言葉と言うのは時代の流れとともに変わっていくものです。
平安時代の人がタイムマシンで現代にやってきたら、その言葉の代わりように腰を抜かしてしまうでしょう。
「気の置けない」と「気が置けない」の違い。
これは意味的に違いはありません。
もともとは名詞を修飾するときには「の」を使っていました。
「日本人の親しい外国」⇒「日本人が親しい外国」
「子供のくれたプレゼント」⇒「子供がくれたプレゼント」
今ではこのように「の」も「が」も使います。
「気の置けない」と「気が置けない」はどちらが正しいのか。
そう聞かれれば「気の置けない」が正しい使い方です。
そのことをしっかりと覚えておいてくださいね。
覚えておいて「気が置けない」と聞いても「使い方間違ってるよ!」とつっこまずにスルーしてくださいね。
まとめ
気の置けないと言う言葉を、気を使う、気心の知れないと言う意味で使うのは誤用です。
気の置けないという言葉は、「気の使う必要のない」という意味で使います。
なので「彼は気の置けない人だ」とは「彼とは心から打ち解けている関係の人だ」という意味になります。
気の置けないを、気を使うと誤用している人も半数近くいます。
まさに玉石混合状態です。
気の置けないという言葉が正しい意味で残るのか、誤用が正しい意味になってしまうのか。
それは、この言葉をどういう意味で使っていくかのあなた次第です^^
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