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日本人にはなじみが深いのに、年々忘れられていく豆。
もしかしたらアメリカ人の方が、豆を食べることに熱心かもしれません。
そのわけは、ちょっと前になりますが、こんな発表があったんです。
それは、1997年にアメリカガン研究財団と世界ガン研究基金が共同で発表した「ガン予防14か条」という報告書です。
その「ガン予防14か条」の中に、こんな条文があります。
『穀類・豆・芋を1日600g~800gとる』
もともと、穀物や豆を食べることは、以前の日本ではあたりまえのことでした。
しかし、日本でだんだん見向きもされなくなってきた豆に、世界が健康のために注目しています。
ということで今回は、豆の色の種類ごとに違う栄養パワーをみていきまます。
そして、豆の色の違いごとに効能効果もみていくことにしましょう。
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目次
豆の色の種類でみる栄養の効果効能
豆は、漢方の世界では薬として扱われてきました。
そして、その色ごとに、効能効果を分けています。
なので、豆の色ごとの栄養と効能効果を順番にみていくことにしましょう。
黄色の豆
![大豆](https://kotobanoimi.com/wp-content/uploads/2017/09/daizu.jpg)
黄色の豆といって、思い浮かぶのは、なんといっても大豆です。
大豆は以前から「畑のお肉」なんて言われて、タンパク質が豊富な豆として有名です。
その、大豆タンパク質には、あなたが体内でつくることができない、9種類の必須アミノ酸がふくまれています。
体内でつくることができないので、食べ物から摂取する必要があります。
そしてこの9種類の必須アミノ酸をバランスよくふくんでいるタンパシ質を「良質タンパク質」言います。
大豆タンパク質は、この「良質タンパク質」という、すごい豆なんです。
それでは、この9種類の必須アミノ酸の効果効能をみてみましょう。
9種類の必須アミノ酸の効果効能
アミノ酸の種類の種類 | 効果効能 |
イソロイシン | 成長促進、疲労回復、神経の働きを助ける |
トレオニン | 成長促進、新陳代謝を促進する |
トリプトファン | 安眠、精神の安定 |
バリン | 肝機能向上、血液の窒素バランスを整える |
ヒスチジン | 神経の働きを助ける、成長促進、ストレスの軽減 |
フェニルアラニン | 精神安定、鎮痛効果 |
メチオニン | アレルギーによるかゆみの軽減、抑うつ、肝機能の向上 |
リジン | 免疫力向上、ホルモン、酵素の生成 |
ロイシン | タンパシ質の合成、肝機能向上 |
さらに、この大豆タンパク質には、悪玉コレステロールを低くする働きもあるんです。
悪玉コレステロールって、なんなのと思ったあなた!
「コレステロールとは何か!善玉と悪玉って何?値を下げる食品は?」
この記事を読めば、よくわかりますよ^^
そしてつぎに紹介する、大豆サポニンもすごいんですよ。
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大豆サポニンの効果効能
大豆サポニンの効果効能は、ブドウ糖が中性脂肪に変わるのを抑えてくれます。
さらに、動脈硬化やガンの原因といわれている、過酸化脂質の生成を抑える働きがあると言われています。
さて、つぎにひかえしは、大豆レシチンです。
大豆レシチンの効果効能
大豆レシチンには、血管についてしまった、コレステロールを取り除き、血管を健康にする働きが期待できるんです。
さらに、記憶力アップにも効果があると言われています。
このように、大豆には、健康維持を助けてくれるバツグンの効果効能が期待できるんです。
黒色の豆
![黒大豆](https://kotobanoimi.com/wp-content/uploads/2017/09/kuromame.jpg)
黒色の豆といえば、黒大豆です。
この黒い色は、アントシアニンという色素なんですが、このアントシアニンはポリフェノールの一種なんです。
それでは、このアントシアニンの効果効能についてみてみましょう。
アントシアニンの効果効能
- 眼精疲労や視力回復に働く
- 内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きが期待できる
- 抗酸化作用
- 冷え性改善に働く
- 肝機能の働きを助ける
このような効果効能が期待できるんです。
まだまだ、黒大豆の効果効能は、あるますよ。
イソフラボンの効果効能
イソフラボンには、血液をサラサラにする働きがあります。
不溶性食物繊維の効果効能
黒大豆にふくまれる、不溶性食物繊維は、便秘改善に役立ちます。
黒大豆には、このような効果効能があり、あなたの美容にも役立ってくれる豆なんです。
赤色の豆
![小豆](https://kotobanoimi.com/wp-content/uploads/2017/09/aziki.jpg)
赤色の豆には、小豆、金時豆、赤えんどうなどがあります。
この赤色の豆にふくまれる栄養の効果効能には、以下の様なものがあります。
ビタミンB1の効果効能
ビタミンB1には、疲労回復、解毒作用があります。
サポニンの効果効能
サポニンには、血液中の余分な脂質を、取り除く効果が期待できます。
なので、生活習慣病の予防や改善に期待ができます。
不溶性食物繊維の効果効能
赤色の豆にふくまれる、不溶性食物繊維は、便秘改善に役立ちます。
緑色の豆
![さやえんどう](https://kotobanoimi.com/wp-content/uploads/2017/09/midorimame.jpg)
緑色の豆といえば、枝豆、そら豆、グリンピース、さやいんげん、さやえんどうなどがあります。
緑色の豆は、まだ未成熟な豆ですから、成熟した大豆などとくらべると、ちょっと栄養パワーが低い豆です。
しかし、若い豆ならではのパワーがあるんです。
その栄養成分とは、βカロテンとビタミンC、メチオニンです。
βカロテンの効果効能
抗酸化作用で悪玉コレステロールを減らすことが期待できます。
さらに、アレルギーの改善、免疫機能向上の効果効能に期待ができます。
ビタミンCの効果効能
ビタミンCには、風邪予防の効果が期待でる。
そして、解毒作用、ストレス軽減にも役立つとされています。
メチオニンの効果効能
メチオニンというのは、大豆のところででてきた、必須アミノ酸のひとつです。
その効果効能は、アレルギーによるかゆみの軽減、抑うつ、肝機能の向上です。
まとめ
豆は、いろんなパワーを持った健康食材です。
日本で、豆が忘れ去られるのは、もったいないことです。
日本が忘れていく、もともと日本でたくさん食べられていた豆。
その豆の健康パワーを、日本以外の欧米の国がみとめています。
食事が欧米化し、いろんな生活習慣病に悩む日本。
日本らしい、以前の日本食を見直すことが、いま必要なことかもしれません。
豆のパワーをもう一度、見直してみませんか。
あなたの体は、豆を欲しているかもしれませんよ。
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