付和雷同の意味と語源とは?類義語や反対語も紹介

スポンサーリンク




あなたが勤めている会社で、まったく自分の意見を言わない人っていませんか。
会議をしても、自分の意見は言わずに、他の人の意見に賛成ばかりしている人。


付和雷同でなんでも賛成する女性

そんな人には、こう言ってあげましょう。
「あなたは、本当に付和雷同な人なんだね。」


ここで、あなたに問題です。
この場合の付和雷同って、悪い意味、良い意味、どちらの意味なんでしょうか。


答えは、この記事の中に書いてますから、探してみてくださいね^^


ということで今回は、「付和雷同」の意味とその語源。
そして、類義語や反対語もみていきましょう。
それでは、まいりましょう^^

スポンサーリンク

目次

付和雷同の意味と読み方

付和雷同は「ふわらいどう」と読みます。

そして、付和雷同とは、「自分の意見や主張がなく、すぐに他の人の意見に同調、賛成してしまうこと」という意味です。


このような四字熟語は、その漢字の意味を探っていくとおもしろいんですよ。
付和雷同もしくは附和雷同とも書きますが、一般的には、付和雷同のほうを使います。


それでは、この四字熟語の漢字の意味を探っていきましょう。


まずは、「付和」からみていきましょう。

付和の意味

付和というのは、すぐに他の人の考えに同調、賛成するという意味です。


つぎに、雷同の意味をみてみましょう。


雷同の意味

雷同というのは、雷が鳴ってほかのものも、こだまが返るように共鳴することを表しています。


雷の音に同調して同じように響く⇒自主性が無いということを、強調して表している漢字になります。


ですので、付和+雷同=ドカーンと雷が鳴れば、それと同じように響いて、雷の響きに共鳴し、何の考えもなく、くっついて行ってしまう。
そんな、ちょっと情けない状態をあらわしているんです。



それでは、この四字熟語の語源はどこからきているのかを、みていきましょう。

スポンサーリンク

付和雷同の語源

この四字熟語の語源は、周から漢にかけての古代中国の書物である「礼記(らいき)」からきています。
この「礼記(らいき)」は、人の道徳的な行いなどをどうすればいいのかを書いている書物なんです。


それで、この「礼記(らいき)」の中の文章で、こんな文章があります。

勦説する毋かれ、雷同する毋かれ(そうせつするなかれ、らいどうするなかれ)


これは、他の人の説を盗んで、さも自分の説のようにしてはいけません。
他の人の意見に、なんでもかんでも賛成してはいけません。

こんな意味の文章なんです。



この文章が付和雷同の語源なんです。

付和雷同の類義語

それでは、付和雷同の類義語をみていきましょう。
あ!ちなみに、類義語とは意味の似ている二つ以上の語のことをいいます。

付和雷同の類義語

  • 阿付雷同(あふらいどう)
  • 軽挙妄動(けいきょもうどう)
  • 唯唯諾諾(いいだくだく)
  • 雷同一律(らいどういちりつ)
  • 付和随行(ふわずいこう)


このような類義語があるんです。



ちなみに、それぞれの四字熟語の意味もみていきましょう。

  • 阿付雷同(あふらいどう)とは、自分の考えがなく、他の人に同調すること。
  • 軽挙妄動(けいきょもうどう)とは、何も考えずに、軽々しく行うこと。
  • 唯唯諾諾(いいだくだく)とは、なにもさからうことなく、いいなりになること。
  • イエスマンのことですね。

  • 雷同一律(らいどういちりつ)とは、自分の考えがなく、すぐに他の人の考えに同調すること。
  • 付和随行(ふわずいこう)とは、自分の主張がなく、ただ他の人の主張に従って行動することを言います。


さがせば、もっとたくさんありますよ。

付和雷同の同義語がたくさんあるということは、人って弱い生き物なんですね。
他の人にくっついて行くほうが楽といえば楽ですから。


でも、そんな人生、おもしろくないです!
自分の人生は自分で切り開いていかなくちゃ^^

付和雷同の反対語

自分の人生、自分で切り開くような言葉をさがしてみました。

付和雷同の反対語

  • 志操堅固(しそうけんご)・・・考え方をつらぬき通すこと
  • 堅忍不抜(けんにんふばつ)・・意思が強く、つらくても耐え忍ぶこと
  • 和而不同(わじふどう)・・・・人と協力はするけれど、なんでもかんでも他の人と意見を同じにしない、ということ


やっぱり、このような言葉を座右の銘にしたいものです。

付和雷同の使い方

いままで、付和雷同の意味や読み方、類義語や反対語をみてきました。

それでは、実際にこの四字熟語を使って例文を書いてみましょう。

文例

  • 自分の意見を持たずに付和雷同ばかりしていると、他の人から信用されないよ。
  • 出世のために上司のイエスマンとして付和雷同ばかりしていると、けいべつされちゃうよ。
  • 本をたくさん読んで、いろんな知恵や知識を自分のものにすれば、付和雷同する必要はなくなるよ。


付和雷同を全否定するつもりはありません。

でも、こうやって例文を書いていると、やっぱり私は、付和雷同はしたくはありません^^

まとめ

この記事のはじめのほうに書いた、あなたへの質問。
「付和雷同って、悪い意味、良い意味、どちらの意味なんでしょうか。」


あなたの答えは見つかりましたか?


他の人に迎合することが、絶対に悪いことだとは思いません。
社会を生き抜く、潤滑油として必要なこともあるからです。


ただ、そんな時でも、自分を見失っては、人生がおもしろくなくなります。


付和雷同を、悪い意味ととるか、良い意味ととるかは、あなたの考え方しだいです。


私は、営業マンなので、和而不同(わじふどう)で行こうと思います^^


あなたは、どう思われますか。

スポンサーリンク