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社会人になっていろんな困ったことに出くわすことがあります。
そんなときに先輩や色んな人に助けてもらった経験、ありませんか。
私は営業マン一筋ですが、色んな局面で多くの人に助けてもらったことがあります。
そんなとき私は心の底から「助かります」という言葉が出てきます。
ところがです!
そんな「助かります」という感謝の言葉を親しい先輩に言ったとき。
あとからこっそりと注意されてしまったんです。
「助かりますと目上の人に言ったり、ビジネスメールで使う時には敬語にしないと失礼にあたるんだよ。」と。
え~!それって本当なんだろうか!
私は心の底からお礼を言っていたのに!
目上の人やメールで「助かります」は敬語にしないと失礼な言い方だったのか!
ショックです。
「え?私も助かりますって言ってます。」
という、私のようにちょっとあせっているあなた。
今回はそんなあなたのために「助かります」を目上の人やビジネスメールで使う時。
そんな時にどう敬語に言い換えれば失礼がないのかをみていきましょう。
それではまいりましょう。
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目次
「助かります」を敬語で言い換えると
「助かります」を目上の人やビジネスメールで使うと失礼に当たる。
それならば敬語に言い換えて使う必要があります。
では敬語に言い換えるとどんな表現で言えばいいのでしょうか。
- 「幸いです。」
- 「~していただけないでしょうか。」
- 「~はできますでしょうか。」
- 「ありがとうございます。」
- 「痛み入ります。」
これらの敬語の言い換えを断片的に見ても、なんだかよくわからない。
そんな声が聞こえてきそうです。
ということでそれぞれの敬語の言い換えを例文でみてみましょう。
- 「幸いです」・・・「その提案を商談のテーブルに載せていただければ幸いです。」
- 「~していただけないでしょうか。」・・・「御社の新規事業の概要をご説明していただけないでしょうか。」
- 「~はできますでしょうか。」・・・「お歳暮の提案期日を2日延長していただくことは、できますでしょうか。」
- 「ありがとうございます。」・・・「弊社を御社のビジネスパートナーとして認めていただき、ありがとうございます。」
- 「痛み入ります。」・・・「弊社新製品の突然の提案にもかかわらず採用いただき、痛み入ります。」
これらの例文をすべて「助かります」に言い換えることはできます。
ではなぜ「助かります」は目上の人やビジネスメールで使うと失礼にあたるのでしょうか。
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「助かる」の意味
なぜ目上の人やビジネスメールで「助かります」を使うと失礼なのか。
そのことを知るために、まず「助かる」とはどういう意味なのかをみてみましょう。
- 危険や困難、災害などからまぬがれる。
- 自分の労力、負担、費用などが少なくてすむ。
「助かる」というのは「自分がまぬがれる」「自分がしなくてはいけないことが少なくて済む」ということなんです。
「助かります」は自分が助けてもらった結果になります。
ということは・・・・・。
なんだかちょっとわかってきたような気がしませんか。
「助かります」を目上の人やメールに使うとなぜ失礼なのか?
「助かります」という言葉自体を聞いても、ぞんざいな言い方ではないし失礼な言い方には聞こえないかもしれません。
そこで前述した「助かる」の意味をふまえて、よ~くこの言葉の主語を考えてみてください。
「助かる」のは誰が助かるんでしょうか。
10秒間だけ考えてみていただけますか。
・
・
・
(考え中)
・
・
・
(考え中)
・
・
・
はい!10秒たちました。
誰が助かるのか、その答えをどうぞ!
そうなんです。
「助かります」という言葉は自分(あなた)を中心に考えている言葉です。
「いや~、いろいろ私のことを助けてくれてサンキューね」
的な感じに受け取られてしまう恐れがおるんです。
なので目上の人やビジネスメールでそのまま「助かります」なんて使うとどうなるのか。
相手は「上から目線で言ってるな!」ととってしまうんです。
社会人として、ビジネスに関することは慎重の上にも慎重にしないといけません。
たった一言「助かります」と言ったがために・・・・・。、
ベテラン社会人の私としては怖すぎます。
その一言があなたの仕事の成果をだいなしにしてしまうかもしれません。
おたがいに、目上の人やビジネスメールでは「助かります」を使わないようにしましょうね。
まとめ
「助かります」はていねいな言葉のように聞こえます。
でも、目上の人やビジネスメールで使うと相手は「失礼な!」と受け取るかもしれません。
というのも「助かります」の主語は「私」だからです。
「私を助けてくれて、ありがとうね。」というニュアンスで受けとられる恐れがあるんです。
目上の人やビジネスメール相手の取引先が「なんであなたをたすけなくちゃいけないの!」と感じてしまったら。
うまくまとまるはずの仕事や商談も・・・・・。
人と人との関係はもちろん心と心の関係が大切です。
でもそうなるまえには言葉と言葉のキャッチボールが大切なんです。
ビジネスの主役はあなたです。
でもあなたのビジネスを成功させるために他の人はいるのではありません。
あくまでも謙虚な姿勢で行くことも大切です。
「助かります」を使うのは親しい同僚や後輩に対して使いましょう。
目上の人やビジネスメールでは「ありがとうございます。」「痛み入ります。」などの言葉を使い相手をたてるようにしましょうね。
あなたにその気がなくても、相手に上から目線ととられる言葉を使うのはダメダメですよ。
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