自己評価が低い人の特徴とその原因!簡単に改善する5つの方法とは

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自己評価低いってどういうことなんでしょうか?


たとえば私が以前勤めていた会社。
その会社では年に一回、自分で自分を評価する表を書いていました。


自分で自分を評価するんですから、自由に書くことができます。
でもそんなとき、自分の評価を自分で低く書く人もいたんです。


自己評価が低くて似ている赤ちゃん


「え!私も自己評価をなんだか低く書いてしまう。」というあなた!
今回はそんなあなたのために読んでほしい記事を書きました。


自己評価を自分で低く書いてしまう人はどんな特徴があるのか。
その原因はどこにあるのか。

そして改善方法はどうすればいいのか。


あなたが自己評価を自ら低くしてしまうなら、そこから抜け出すための方法をこの記事に書いています。

それではまいりましょう。

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目次

自己評価とは?

まずは自己評価とはなんのかをみていきましょう。

自己評価とは?

文字どおり、自分で自分を評価することです。

社会人なら仕事の対しての自分の評価です。

会社にどんな貢献をしているか。
日々の仕事の結果を自ら評価すること。


自分のテストの採点を自分で行うようなものです。

自己採点をして、テストは何点取れているかを自分で申請することと同じです。


営業マンならば、予算達成度は数字で客観的に表せますから簡単ですしごまかしようがありません。

ただ仕事の結果を客観的な数字で表しにくい部署。
そんな部署では、自ら自分をアピールしなくては評価されにくくなってしまいます。

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自己評価の低い人の特徴

自分でわざと自分を低く評価する人にはある特徴があります。
もしあなたがその特徴に当てはまるなら、無意識の内に自分を低く評価しているかもしれませんよ。

自己評価の低い人の特徴

  1. 自分を低く評価されるほうが安心する
  2. 何事に対しても行動が消極的
  3. 他の人に不満を持ち、批判する
  4. 八方美人
  5. ネガティブな言葉ばかり使ってしまう


「低く評価されたほうが安心するなんて、間違って書いてない?」

と思ってしまうような特徴ですね。

残念ながら、間違ってはいないんです。

ではそれぞれの特徴をみていきましょう。

自分を低く評価されるほうが安心する

心理学の用語に「認知的斉合性理論」というものがあります。
「にんちてきせいごうせいりろん」と読みます。


たとえば自己評価が低いAさんがいます。

そしてAさんを高く評価するBさん。
Aさんを低く評価するCさんがいたとしましょう。

さあここであなたに問題です!

自己評価の低いAさん。
Aさんは自分を高く評価してくれるBさん。
そして自分を低く評価するCさん。

AさんはBさんとCさん、どっちを好むでしょうか?

考える時間は15秒です。
では、お考えください!



(5秒経過)



(10秒経過)



(15秒経過)

<b>わたし</b>
「では、答えをどうぞ!」

<b>あなた</b>
「もちろん高く評価してくれるBさんです!」

<b>わたし</b>
「・・・残念!不正解です。」

<b>あなた</b>
「え?なんで?納得いきません!」


たしかに普通に考えるならば、自分のことを高く評価してくれる人の方を好みますよね。
ところが、人には共通してこんなシステムがあるんです。

認知的斉合性理論

人はつり合いが保たれない(不均衡)状態が起こると、それをつり合いが取れている(均衡)状態にしようとします。
これを「認知的斉合性理論」と言います。


ですから自分は自分を低く評価しているとき。
その状態では自分を高く評価してくれるより、低く評価されたほうが安心できるんです。


人の心って不思議ですね。

自己評価が低い人は、自分を低く評価してくれる人を好んでしまうんです。

「この人のほうが私をわかってくれている。」
という気持ちになっちゃうんです。

何事に対しても行動が消極的

よくやってもいないのに「それは私には無理。」なんて言う人がいますよね。

やってもないのにどうして無理なんて言うんでしょうか。
それは自己評価が低いからなんです。

自己評価が低い

自信がもてない

行動しない

自分に自信をもてなくなる

もっと自己評価が低くなる


この負のスパイラルに陥ってしまうんです。

底なし沼に入っていくようなものですね。

他の人に不満を持ち、批判する

よく類は友を呼ぶなんていいます。
自己評価が低い人は自分と同じ自己評価が低い人のほうが安心できます。

そして自分より評価の高い人を、自分と同じ低い位置に引きずり込み仲間にしようとします。

なので、自分より評価の高い人に対し不満を持ち、批判するようになってしまうんです。

「なんで、あなたはそんなに高いところにいるの!おかしいんじゃない!」
なんて変なことを言ってしまう状態なんです。

八方美人

自己評価が低い人は、ちょっとしたことでも傷つきます。
なのでできるだけ他の人から嫌われないように努力します。


まわりの顔色をうかがい、まわりの意見に迎合するようになってしまいます。
これは傷つきやすい自分を本能的に守っているんです。


ですからなかなか自分の意見を言いません。
また言ったとしても、その意見を自信を持って押し通そうなんて絶対にしないんです。


八方美人で周りのことばかり気にしてしまいます。
そして心が疲れていくんです。

ネガティブな言葉ばかり使ってしまう

これは「何事に対しても行動が消極的」という特徴とセットになります。
何事に対しても自信が持てないのが特徴です。

ネガティブな言葉ばかり使ってしまう

  • 「どうせ私なんて・・・。」
  • 「絶対無理・・・。」
  • 「やらなくてもできないってわかってる。」
  • 「やっても意味がない。」


こんな聞いてる方が気分が落ち込むようなことばかりを言ってしまいます。

こんなことばかり言うので、まわりには同じようにネガティブな言葉ばかり使う人が集まるようになります。
なのでネガティブな言葉しか言わない集団ができあがり、どんどん自己評価が低くなってしまうんです。

原因

はじめから自分のことを好んで低く評価する人はいません。
なんらかの原因があって、自己評価を低くするくせがついてしまっているんです。

ではその原因はどこにあるんでしょうか。

気持ちが優しい

どんなことに対しても自分の意見が絶対正しい!なんて人がいます。

生まれ育った環境、そして生まれつき備わっている性格。
そんな要因から人は大きく分けると「気が強い」「気持ちが優しい」という2つに分けることができます。

「気持ちが優しい」=「気が弱い」というわけではありません。

ただ気持ちが優しいと、まわりの人のことを優先し自分のことを後回しにしてしまいがちです。

そんなことがくせになり、いつしか自己評価が低くなってしまうことがあります。
もちろん「気持ちが優しい」人がみんな自己評価が低くなってしまうわけではありません。

自分の気持ちに素直にしたがっているとそうなりやすいということです。

親からしかられてばかり

子どもの時の環境で、ほめられることが少ない。
そしてしかられることのほうが多い。

そんな環境で育つと「自分はできない人間なんだ」ということが刷り込まれてしまいます。

たとえばなしで有名なノミに話があります。

ノミの話し

ふたをしたガラスコップの中にノミを入れます。

ノミは自分の身長の数十倍も飛べるジャンプ力があります。
なのでノミはジャンプしてコップの外へ出ようとします。

でもふたがしてあるので、何度ジャンプしても外へはでられません。

そのうちふたをとっても、もうノミは外へでようとジャンプしなくなってしまいます。
ノミはもう外へは出られないと、自分で自分の限界を決めてしまったんです。


親からしかられてばかりだと、このノミのようになってしまいます。

「自分は能力の低い人間なんだ。」

「どうせ自分はできなんだ。」

「自分はなにをやってもダメな人間なんだ。」
こんなふうに自分で自分の評価を知らず知らずのうちに低くしてしまうんです。

出る杭は打たれる

日本では「和を以て貴しとなす」という言葉があります。
聖徳太子が制定したといわれる「十七条憲法」にでてくる言葉です。


協調、協力、協和がなにより大切だということ。
なので、みんな仲良く争うことはやめましょうということなんです。


ただこれがいきすぎると「出る杭は打たれる」になってしまいます。

なにごとも周りのことを考え、自分だけ抜きんでたことをしない。
また抜きんでたことをしようとすると、まわりの大人から止められる。



こんな環境にずっといると、自分だけ自分を高く評価しても意味がないと思い込んでしまいます。
まわりが低い状態なら、自分ももっと低くしないといけない。


日本では善悪は別にしてこんな風潮が、まだまだ強く残っているようです。

改善方法

いままで「自己評価が低い」人の特徴とその原因をみてきました。
では自分が「自己評価を低くしている」と気づいたとき、どのように改善していけばいいんでしょうか。

ポジティブな言葉を積極的に使う

自己評価が低い人はネガティブな言葉をつい使ってしまいがちです。
ですので自分で意識してポジティブな言葉を使うようにします。

  • 雨が降って憂鬱⇒雨が降るおかげで美味しいお米が食べられる
  • 商談がうまくいかなかった⇒相手の要望がわかったから次の商談に活かせる
  • できるわけがない⇒はじめから完璧にできなくても少しづつ完璧を目指せばいいさ
  • どうせ私なんか⇒私にしかできないことはきっとある!
  • やってもムダ⇒やってみないとムダかどうかわからない


どんなものに表と裏があります。

ネガティブな言葉だって言い方を変えればポジティブな言葉になるんです。

どうせしゃべるんならポジティブな言葉を使いましょう。

自己評価の高い人と行動する

「類は友を呼ぶ」です。
今あなたが「自己評価が低い」のならきっと同じように「自己評価が低い」人と行動したほうが心地いいはずです。

でもそのままでは何も変わりません。
あなたから見て「自己評価の高い人」と行動をするようにしませんか。

はじめのうちはきっと居心地が悪いと思います。
でもそれはあなたが「自己評価が低い」からです。

「自己評価の高い人」と行動してそのポジティブな考え方や言い方をあなたの物にしちゃいましょう。

周りの人にプラスのことを言ってもらう

あなたのまわりのひとにたのんで、あなたのプラスなところを言ってもらってください。

一回だけじゃだめですよ。
何回でもあなたのプラスなところを言ってもらってください。

そうしていけば、あなたはだんだんと自己評価が高くて普通なんだと思えるようになりますから。

楽しいことだけ考える

どんな人でも、不満、不安、心配などマイナスなことが頭の中を駆け回ることはあります。

でもラッキーなことに、人間は2つ同時に違うことを考えることができません。
なのでマイナスなことが頭にうかんできたら、なんでもいいですから楽しいことを考えましょう。

そうすることを習慣化してください。
それが習慣化できたら、ポジティブな考えが自然と頭に浮かぶようになります。

自分の考えを言う

自己評価が低い人は、どうしても八方美人になりがちです。
ですから自分の考え、意見をなかなか言いません。

でもそのままでは何も変わりません。
営業会議などで、何も意見を言わない人がいます。

そんな人って、なんのために会議に出ているのかわかりませんよね。
自己主張をしましょう。

自己主張をすることで、どんどん自分を前面に出すことが楽しくなってきます。
単にわがままだけの自己主張はだめですよ。

相手の意見もちゃんと聞き、そのうえで自己主張をしましょう。
知らず知らずのうちに、自己評価が高くなっていきますよ。

どうしてかって?
自分に自信が持てるようになるからなんです。

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まとめ

自己評価というのは「自分で自分のことを評価する」ということです。
テストを自己採点するようなものです。

自分で自分を評価するならちょっと甘い点をつけてもいいようなものなんですが。
なかには自分を低く評価する人もいるんです。

そんな人はこんな特徴を持っています。


笑ってハッピーになろう

自己評価の低い人の特徴

  1. 自分を低く評価されるほうが安心する
  2. 何事に対しても行動が消極的
  3. 他の人に不満を持ち、批判する
  4. 八方美人
  5. ネガティブな言葉ばかり使ってしまう


こんな特徴になってしまうにはちゃんとした原因があります。

子どものころほめられるより、しかられてばかり。
また気持ちが生まれついて優しい。

そして日本的特徴の「出る杭は打たれる」的な教育を強く受けてきた。
そういう環境で育っていくと自然に「自己評価が低い」ようになってしまいます。

「自己評価を低くする自分から抜け出したい!」
そんなことを考えているあなた!

そのためにはこんな方法を実践してみてください。

改善方法

  • ポジティブな言葉を積極的に使う
  • 自己評価の高い人と行動する
  • 周りの人にプラスのことを言ってもらう
  • 自分の考えを言う


自分で自分のことを高く評価しないなんて、もったいないです。

あなたは世界でオンリーワンなんです。
自信を持って(自信がないなら、持っているふりをして)やっていきましょう。

いまこの瞬間から、ハッピー体質に変身してみませんか。

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