出る杭は打たれるの意味は日本社会そのもの!?出すぎた杭は打たれないの?

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出る杭は打たれる」ということわざがあります。

なぜ出る杭は打たれるのでしょうか。

あなたはなぜだと思いますか。


出る杭は打たれると言っているアメリカ人

このことわざの意味日本社会の特徴をよく表しています。


今回はこの日本社会の特徴をよく表した「出る杭は打たれる」の意味。


そしてさらにに「出すぎた杭は打たれないのか。」をみてみましょう。


じつは「出すぎた杭は打たれない」という言葉は日本で有名なあの人の言葉なんです。

いったい誰の言葉なのかはこの文章の中に書いていますから、探してみてくださいね。

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目次

出る杭は打たれるの意味

「出る杭は打たれる」

このことわざの意味はこういう意味になるんです。

出る杭は打たれるの意味

  • 他の人より才能や技術がある人はそうでない人から憎まれる
  • 平等を壊す、よけいなことをする人はじゃまをされて憎まれる


なんか料簡の狭い、人として小さな考え方に思えてなりません。

でも、あなたのまわりにも結構こういう考えの人がいませんか。

出すぎた杭は打たれない

日本のトップメーカー「パナソニック」のはじまりである「松下電器」の創業者であり、経営の神様と言われる松下幸之助さん。


この松下幸之助さんの有名な名言があります。

出る杭は打たれるが 出すぎた杭は打たれない。


日本では出る杭は打たれる。

しかし、打たれることをものともせずに努力し、出すぎた杭になってしまえばじゃましようにも打つことさえできなくなるという事です。

いくら日本社会が「出る杭は打たれる」社会でも、さすがに出すぎた杭にはじゃますることはできないようです。

せっかくですからもうひとつ関連した名言を紹介しますね。

これはトリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長である吉越浩一郎さんの名言です。

出る杭になれ 出ない杭は土の中で腐る。


いくら優秀な能力を持っていても、打たれることを恐れ土の上に出ないとそのまま腐って、それこそ宝の持ち腐れになってしまいます。

でもいくら「出る杭になるんだ!」と思っても、ただ目立つだけではダメですよ。

国会の答弁をみていると対案や意見を出さずに、ただただ相手の意見に反対するだけの答弁を見ることがありませんか。

これって出る杭でもなんでもありませんよね。

あなたが出る杭になるときには、他の人から打たれても打ち返すだけの意見や技術を持って出る杭になるようにしませんか。

そうすれば松下幸之助さんが言われた「出る杭は打たれるが 出すぎた杭は打たれない。」になることができるはずです。

ではどうして松下幸之助さんや吉越浩一郎さんの言葉が名言として残っているんでしょうか。

それこそまさに日本社会が「出る杭は打たれる」社会であるからではないでしょうか。

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日本社会は「出る杭は打たれる」社会!?

「出る杭は打たれる」とは、いまだに日本社会に存在する「平等が一番!」という考え方が表現されたことわざです。


日本では昔から小さな集落がそこに生きる人の社会でした。

小さな集落ですから、みんなが同じように生きていくことこそが正義だったんです。

他の人に恨まれないように憎まれないように、目立つことなく生きていく。

それこそが人生を上手に生き抜いていく処世術だったんです。

「そんなのは江戸時代以前の日本のことだよ!」と思う人もいるでしょう。

たしかに今の社会では個性が大切だと言われるようになっています。

自己主張が大切だと言われています。

それではあなたはこんなことに思い当ることはありませんか。

  • 個性だと言って流行からはみださにように、乗り遅れないように流されていませんか。
  • 他の人より勉強や仕事ができると、なんとなく疎遠にされていませんか。
  • 他の人が成功するために何かにチャレンジしようとすると、成功するわけがないと引き留めていませんか。
  • 他の人に嫌われないように八方美人になっていませんか。
  • 会議で自分の意見を言うことなく、他の人の意見に迎合していませんか。
  • 身近な人の立身出世をうらやましく思い、ねたみの心を持っていませんか。


このような「出る杭は打たれる」と無意識に思い込んで行動したり、考えたりすることはありませんか。

日本社会ではこのような行動や考え方は、何もおかしいことはなく当然だと考えることが多いようです。

それこそ日本社会が「出る杭は打たれる」社会だからです。

「出る杭は打たれる」ということわざが生まれること自体がそれを表しています。

アメリカは「出る杭は打たれる」社会なのか?

日本ととても関係が深い国と言えばアメリカ合衆国があげられます。

日本の貿易相手国としてもとても重要な国のひとつです。

ではアメリカ合衆国は日本のように「出る杭は打たれる」社会なのでしょうか。

アメリカ合衆国のことわざ

The squeaky wheel gets the grease(音をたてる歯車は油をさしてもらうことができる)


これはアメリカでは「自分の意見をきちんと言えば、話を聞いてもらえる」ということなんです。

素晴らしい意見を持っていても発言しないことには相手には伝わりません。

アメリカでは日本のように「言わないでもわかるでしょう。」は通用しないんです。

アメリカでは杭はガンガン出ないといけない社会なんですね。

世界を相手にしないといけない今の時代で日本風の「出る杭は打たれる」なんて考え方は通用しない時代になっているんです。

まとめ

今回は「出る杭は打たれる」ということわざについてみてきました。

このことわざの意味は「他の人より才能や技術がある人はそうでない人から憎まれる。」

平等を壊す、よけいなことをする人はじゃまをされて憎まれる。」という意味でした。

でももはやこの考え方は世界相手の今の日本では通用しない考え方になっています。

とはいえ日本国内ではまだまだ「出る杭は打たれる」ということはいくらでもありますよね。

どうすれば「あれ?いつのまにか出すぎた杭になってるね!」となることができるんでしょうか。

そのコツはなんでも自分だけのものにしないで、相手にも教えてあげる。

つまり相手にも与えるということを実践すればいいんです。

アイディアや技術などを与えてくれる相手の杭を打とうなんてする人はやがて消えて行ってしまいます。

相手にも与え、そして自分の杭を出していけば、あなたの杭が出ることを邪魔する人は減っていきます。

ガンガン杭を出していきましょう!

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