くわばらくわばらの意味とは?語源は天神様!?類語や使い方も紹介

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小学生の子供と宮崎駿監督作品のアニメ、「もののけ姫」を見ていたときのことです。
登場人物のジコ坊が「くわばらくわばら」と言ったときに、子供が私に聞きました。


「お父さん、くわばらくわばらって何なの?」


そのとき、私は「くわばらくわばら」の意味を息子に教えたんです。
それと同時に、私の中で疑問がおこりました。


「くわばらくわばら」と言っている雷神

「そういえば、くわばらくわばらって、なんでくわばらくわばらって言うんだ?」


ということで今回は、「くわばらくわばら」の意味。
そして、この言葉の語源とその類語。
さらにこの言葉の使い方も紹介します。


実は、「くわばらくわばら」と言う言葉は、天神様で知られている菅原道真公と関係があるかも!?

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くわばらくわばらの意味

まずは、くわばらくわばらの意味をみていくことにしましょう。

くわばらくわばらの意味

  • 落雷を防ぐための、おまじないの言葉として唱える。
  • 災難から逃れるために唱える言葉。


今では、雷から逃れるというより、災難から逃れるためにこの言葉を使うことが多いようです。



それにしても、なぜ災難から逃れるために「くわばらくわばら」と言うんでしょうか。
不思議に思いませんか。


だって「くわばらくわばら」ですよ。
たんにこの言葉を聞いても、地名しか思い浮かべません。


これは、この言葉の語源を探っていくしかないようですね。

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くわばらくわばらの語源

それではこの言葉の語源をみていくことにしましょう。


実はこの「くわばらくわばら」という言葉の語源には諸説あるんです。
その中でも有名な語源は、あの学問の神様で有名な太宰府天満宮の菅原道真公からきているんです。

菅原道真公

くわばらくわばらの語源は菅原道真公から

学問の神様として全国区で有名な、福岡県の太宰府天満宮に祀られている、菅原道真公。


菅原道真は、宇多天皇にその能力を認められ、重用されましたが、藤原時平にねたまれて、太宰府に左遷されます。
まあ、福岡県で生まれて育った私としては、福岡県の太宰府が左遷の場所とは、ちょっと納得いきませんが・・・。


話を元に戻しますね。


左遷された太宰府でこの世を去った菅原道真公。
その悲しさと虚しさとうらみは、都に異変を起こします。


都では落雷などにより、亡くなる貴族もでてきました。


都では菅原道真公も祟(たた)りだと恐れましたが、道真公の所領であった「桑原」には落雷がなったそうです。



この「桑原」には落雷がなかったことから、落雷を防ぐ。
そして、災難から逃れる言葉として「くわばらくわばら」というようになったということなんです。

昔話

昔話として、雷様が空から足を踏み外し、農家の井戸に落ちてしまいました。
驚いた農家の人が、雷様が出てこれないように、井戸にフタをしてしまいました。


驚いた雷様が言いました。
「私は桑の木が大嫌い。なので桑原桑原と言ったら、その場所には雷を落とさないから、井戸から出してくれ。」


この昔話から、雷を避ける、災難を避ける言葉として「くわばらくわばら」というようになったということなんです。

三田市欣勝寺

昔々、雷様の子供が、欣勝寺(きんしょうじ)の井戸に落ちてきた。
欣勝寺の住職は、雷様の子供を逃がさないために、井戸にフタをしてしまいました。


井戸から出られなくなった雷様の子供はこう言いました。
「井戸から出してくれたら、欣勝寺と桑原には、絶対に雷を落としません。」


この言葉を聞いた住職は、雷の子供を井戸から出してやりました。


このことを知った雷様は仲間に、「欣勝寺と桑原には、絶対に雷を落としてはいけない。」と伝えました。
それからというもの、欣勝寺と桑原には雷が落ちることがなくなったとさ。


菅原道真公と雷様の話が「くわばらくわばら」の語源となっています。
どの語源を信じるかは、あなたにおまかせします^^

くわばらくわばらの語源の場所はどこなのか

この言葉の語源として登場した場所はどこにあるのでしょうか。

三田市欣勝寺はどこにあるのか

三田市欣勝寺の場所は、兵庫県の三田市にあります。
なので、三田市の昔話では単に「くわばらくわばら」と言うのではなく、こう言ったという話があります。


「ここは、桑原の欣勝寺。くわばらくわばら」と言って雷様に伝えたそうです。

大阪府の和泉市が元祖「くわばらくわばら」?

実は、三田市欣勝寺に伝わる雷様の昔話と同じ内容の話が、大阪府の和泉市にある西福寺にも伝わっているんです。


この西福寺があるのは昔は桑原村と言っていました。
なので、桑原村の人が「くわばらくわばら」と言うと雷様は、この桑原村には雷を落とさなかったそうです。

くわばらくわばらの類語

それでは次に「くわばらくわばら」の類語をみていくことにしましょう。
「くわばらくわばら」と言う言葉は、今では落雷を避けるというより、災難を避けると言う意味で使うとが多くなっています。

くわばらくわばらの類語

  • 鶴亀鶴亀
  • なんまいだぶなんまいだぶ(南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏のこと)
  • 南無妙法蓮華経


日本は無信教の国と言われることがあります。

でも、怖いことがあってそれを避ける言葉として、仏教の言葉である「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」と唱えることはありますよね^^


鶴亀鶴亀は長寿で縁起がいいとされている、鶴と亀をかさねて言うことで、災難から逃れようとしているんです。

くわばらくわばらの使い方

それでは、せっかく災難から逃れる「くわばらくわばら」という言葉なんですから、実際に使ってみましょう。

くわばらくわばらの使い方

  • 学校のPTA役員に選ばれないように唱えておこう。「くわばらくわばら」
  • なぜか、嫌な予感がする。「くわばらくわばら」
  • このごろなぜか運が良くないんだよね。「くわばらくわばら」
  • 自分が乗るはずだった新幹線がが事故に遭ってしまった。「くわばらくわばら」


災難を避けたい、災難に会いそうなので、おまじないの言葉として言っておこう。

そんな場面で「くわばらくわばら」は使う言葉なんです。

まとめ

雷を恐れる人

私は「くわばらくわばら」と言う言葉は知っていましたが、今では使うことも無くなりました。
息子とアニメを見ていなかったら、思い出すこともなかったかもしれません。


でもアニメで出てきたこの言葉。
日本人が雷などの自然災害を恐れ、その自然災害を避けるために、言霊を持つと言われていた、言葉を使う。


なんか、今の私たちが忘れかけている大切なことを思いださせてくれたような気がするんです。

くわばらくわばらの意味

  • 落雷を防ぐための、おまじないの言葉として唱える。
  • 災難から逃れるために唱える言葉。


この「くわばらくわばら」と言う言葉の語源も、菅原道真公からきていたり、昔話から来ていたりします。



今は自然現象も科学で解明されています。
しかし、自然を恐れ、自然現象を神様と結びつけていた、昔の日本人。


なにもかも科学で解明し、災難から逃れることは大切です。
でも、自然とともに生きることを思いだしてもいいような気がします。


あなたももう一度使ってみませんか。
「くわばらくわばら」と。

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