一年の計は元旦にありの意味と由来!このことわざに続きがあるって知ってる?

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毎年、元旦になるとその一年の目標をたてたり誓ったりする人は多いですよね。

「なぜ元旦なんだろう?」

と考えた時に思いつくのはあのことわざですよね!

一年の計は元旦にあり!
有名な言葉ですが、いったいどんな意味が込められていて、いつから元旦に目標を立てる習慣は始まったのでしょうか。

一年の計は元旦にあり


ということで今回は、このことわざの意味と由来についてみていきましょう。

しかも、このことわざには「続き」があります。
はたして、どのような内容の続きなのでしょうか~。

さっそくみていきましょう!

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目次

一年の計は元旦にありの意味

このことわざの意味はこうなります。

一年の計は元旦にありの意味

新しく迎える一年の目標や計画は、その年の初めの元旦に立てるべきである。

なにごとも、何かを始める時には、きちんとした計画をたてなくてはならない


新しい一年を迎えるにあたり、その一年になすべきことを、年の初めの元旦にきちんと計画を立てる。

そうすることで、その一年が有意義な一年になるということなんですね。


もっとも、せっかく元旦に立てた計画が、三日坊主で終わってしまってはなんにもなりませんが・・・。
これは、私自身に自戒の念を込めて、言ってます^^


一年の計を元旦にたて、実行を決意したことが、何回あったことか・・・。
あなたは、そんなことありませんよね^^


それでは、このことわざの由来をみていくことにしましょう。

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由来

このことわざの由来は、日本が由来の説。
そして、中国が由来の説の2つがあるんです。


それではまず、日本が由来の説をみていきましょう。

由来は毛利元就にあり!?

毛利元就といえば有名な戦国武将の一人です。
中国地方のほとんどを領地にした、戦略家として有名な武将です。


その毛利元就の言葉がこれです。

一年の計は春にあり

一月の計は朔(ついたち)にあり

一日の計は鶏鳴にあり


ちなみに、朔(ついたち)とは、その月の初めの日。

鶏鳴とは、その日の朝、一番鶏が鳴く、早朝のことです。


そして、この毛利元就の言葉は、こういう意味になります。


「新しい一年の計画は、その年の初めに、月の計画は月の初めの日に
そして、今日の計画は、朝早くにたてるべきである。」



さらに毛利元就が言いたかったのは、元旦、月初めの日、その日の早朝に計画を立てるだけでは意味がない。
元旦、朔(ついたち)、鶏鳴からスタートダッシュで、計画を実行していきなさいと言っているんです。


さすがは、中国地方の覇王となった毛利元就ですね。


それではもうひとつ。
中国の説をみていくことにしましょう。

由来は中国の月令広義(げつれいこうぎ)にあり!?

中国は明(1368~1644年)の時代。
その明の学者、馮慶京(ひょうおうきょう)が著した月令広義(げつれいこうぎ)。


この月令広義(げつれいこうぎ)は、中国の年中行事、儀式を解説した本です。
この著の「四計」のなかに、こうあります。

一日の計は晨(あした)にあり

一年の計は春にあり

一生の計は勤にあり

一家の計は身にあり


この「四計」をわかりやすく言うとこうなります。


一日の計画は晨(あした)=朝にきちんとたてなさい

一年の計画は元旦にたてなさい

一生のは、まじめに働くことできまります

一家の将来は健康ですごすことできまります。


日本の戦国武将の毛利元就の言葉は、1558年に、長男の毛利隆元へあてた手紙に教訓として書かれていたとされています。

月令広義(げつれいこうぎ)がはじめか、それとも毛利元就がはじめか。


残念ながら、これははっきりとはしていません。

一年の計は元旦にありの続き

この「一年計は元旦にあり」の続きと言われているのは、中国の馮慶京(ひょうおうきょう)が著した月令広義(げつれいこうぎ)のことなんです。


どうしてそう言われているんでしょうか。


それは、この月令広義(げつれいこうぎ)の「四計」が本当は「一年の計は元旦にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり。」
の三つの文章が、全文だという説があるからなんです。


でも「四計」というからには、四文で全文のほうが意味的にあいますよね。
なので、この「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」の2文で「一年の計は元旦にあり」を表すんだという説もあります。


「一年の計は元旦にあり、そしてその積み重ねの一生は、まじめに働くかどうかで決まり、まじめに働くにしても、あなたが養う一家は、あなたの健康できまるんですよ。」
こんな意味になるでしょうか。


もっとくだいて言うと
「健康で、まじめに働き、計画を実行していけば、人生、成功するよ。」ということになります。


なんか、日本人にピッタリ当てはまるような言葉の意味になりますね^^

まとめ

「一年の計は元旦にあり」の意味は、新しい年の計画は、年初めの元旦にきちんとたてなさい。
そして、なにかを始める時には、計画をきちんと立てる必要がある。

という意味になります。


そして、このことわざの由来は、日本の戦国武将の毛利元就の手紙に書かれていた文章の説。
さらに、中国の明の時代に書かれた月令広義(げつれいこうぎ)という説があります。


どちらがこのことわざの由来だとしても、言えることがあります。
それは、せっかく計画を立てて実行するなら、三日坊主じゃいけませんよ、ということです^^


こう言いながら、私の心にグサグサささります(笑


来年の元旦には絶対に「一年の計は元旦にあり」でスタートダッシュします!


あ!もしあなたが、元日と元旦と正月はどう違うんだ!
ということでしたら、「元日と元旦と正月の意味の違い」を読んでみてはいかがですか^^

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